吉野の「山桜ようかん」
桜の名所、吉野のお土産

奈良の桜の名所、吉野のお菓子「山桜ようかん」を食べてみました。桜の花をかんてんで固めた下に吉野の特産「吉野葛」のゼリーを敷き詰めてあり、さらにもうひとつ下に餡(あん)を流した3層の仕立て。自宅で手軽にお花見気分が味わえます。

吉野の「山桜ようかん」
お試しセットは好みの餡(あん)2種類が選べます

吉野では色々なお店で、お土産品として桜を使った羊羹(ようかん)などが売られていて、さらに通販で全国から購入できます。今回は吉野山のふもとにある近藤商店の「山桜ようかん」を購入しました。通販だと初めて試す人向けの「お試し」セットが、ようかん2種類入り送料込み2,150円(税込)で注文できます。

吉野の「山桜ようかん」
今回はあずき(左)とさくら(右)に

近藤商店の山桜ようかんは、餡の種類に合わせて「あずき」「抹茶」「さくら」などがあり、すべて手作りのもの。今回は吉野を訪れるお客に安定して人気という、あずきと、それから桜の葉が入った緋色の餡がきれいな、さくらを選びました。

山桜ようかん さくら

吉野の「山桜ようかん」
山桜ようかん さくら

まずは、さくら餡の方を試してみます。1層目には桜の花をきれいに咲かせたかたちにして、透明なかんてんに固め、等間隔で並べています。桜の花は、ナイフを入れるときの目安にもなっていて、それぞれカットしたようかんに花が入るようにすると見栄えがします。

吉野の「山桜ようかん」
しっかりサイズがあります

吉野の「山桜ようかん」
花が開いた状態で固めてあります

2層目には吉野葛の透明なゼリー、さらに3層目にはたっぷりと桜葉の塩漬けが入った白餡ベースの桜あんが流してあります。

吉野の「山桜ようかん」
二層目に入っているのは吉野の特産「吉野葛」

上から順番に味わってみると、まず、かんてんには全体にほんのり桜の移り香がありますが、中に入った花そのものをかじると、よりはっきりとかぐわしいにおいが楽しめます。中層の吉野葛のゼリーはつるりとした舌ざわりが好ましく、下層のさくら餡ははっきりと甘く、また桜の葉の、花とは似て非なる香りが後を引きます。

吉野の「山桜ようかん」
花がナイフを入れる位置の目安にもなっています

吉野の「山桜ようかん」
さくら餡は桜の葉入り

葛のゼリーが入っているせいか、大きくカットしたものを平らげても、意外にさわやかな印象です。ぜひ熱い日本茶と一緒に味わいたいできばえ。

吉野の「山桜ようかん」
熱い日本茶がほしくなる味!

山桜ようかん あずき

吉野の「山桜ようかん」
山桜ようかん あずき

続いて、あずき餡の方を試します。こちらも桜の花が開いた姿のままかんてんで固めてあり、下には吉野葛のゼリーとあずき餡が入っています。

吉野の「山桜ようかん」
こちらは、あずき餡の黒が鮮やか

さくら餡のようかんと違い、葉を用いず、花のみで香りを出しているので、桜の風味はやや淡く、その分あずき餡の甘さと豆の味が際立ちます。

吉野の「山桜ようかん」
2層目に吉野葛が入っているのは、ほかと同じ

桜にちなんだスイーツという意味では、やや控えめですが、和菓子としてのバランスはよいかもしれません。あずき餡の黒と、桜の花の薄緋色がきれいな対象になっていて、光があたると粋に見えます。

吉野の「山桜ようかん」
上の層と下の層の色合いの対照がきれい

こちらは1層目、2層目、3層目をひとくちにかじってみます。春のにおい、葛の涼感ある口あたり、あんのずしりとした甘味が同時に楽しめて、なかなか乙です。こちらも熱い日本茶をおともにのんびり食べたい一品です。

吉野の「山桜ようかん」
あずきの甘味と香りがしっかり