大塚食品の「ゼロミート」
ゼロミート。「代替肉」ブームに対応した大豆で作ったハンバーグ

お肉を使わずハンバーグやソーセージを再現した大塚食品の「ゼロミート」を試してみた。近頃あちこちで話を聞く「代替肉」と同じく大豆を素材にしている。パッケージには「肉じゃないのに、そこそこ美味い!」とあるがはたしてどんな味か。

大塚食品「ゼロミート」
ハンバーグとソーセージの合計3種類がある

東京では一部のピーコックストアやローソンなどで取り扱いがあった。今回購入したのは「ゼロミート お肉不使用ハンバーグ」のデミグラスタイプとチーズインデミグラスタイプ、それに「ゼロミート お肉不使用ソーセージタイプ」だ。店頭価格はハンバーグタイプが298円(税別、以下同じ)、ソーセージタイプが398円。なお、いずれも成分表をみるかぎり卵白などが入っているので、動物性の材料を一切使わないという意味の「ヴィーガン」向け食品ではない。

デミグラスタイプ

大塚食品「ゼロミート」
お肉不使用ハンバーグ デミグラスタイプ

まずはお肉不使用ハンバーグ デミグラスタイプから試してみる。そのまま電子レンジで2分温めればすぐ食べられるようになっている。

大塚食品「ゼロミート」
すごく、ハンバーグです

蒸気がこもってすこし熱くなったパッケージの封を切って皿にとりだすと、ぷんとたちのぼるデミグラスソースのにおいが食欲をそそる。すぐ箸をつけたくなる気持ちをおさえてしげしげ観察すると、見ためはかなりお肉を使ったハンバーグに似ている。カットして断面をのぞいてみても、ミンチの粒のふぞろいなところまで再現してある。

大塚食品「ゼロミート」
ミンチの粒の不ぞろい感も出ていて心にくい

やはり食べてみなくては分からないと、まずは一口。食感はというと、完全にハンバーグのそれだ。すこし目は詰まっているが、ちゃんとミンチが舌の上で崩れる感じもある。さらに果実と野菜の風味が効いた濃厚なデミグラスソースが味覚と嗅覚に訴えてきて、第一印象はやはり普通のハンバーグ。

しかし、しばらく咀嚼(そしゃく)していると、はっきりした差があらわれてくる。肉汁だ。内側からじゅわっとあふれてくる肉汁のうまみがない。食べごたえは十分だが、この点は牛や豚のミンチを使ったものと大きく異なる。物足りなさを感じるようなら、黒コショウなどの香辛料を振ってピリリとさせるとよさそうだ。

チーズインデミグラスタイプ

大塚食品「ゼロミート」
お肉不使用ハンバーグ チーズインデミグラスタイプ

続いてはゼロミート お肉不使用ハンバーグチーズインデミグラスタイプ。やはり電子レンジで2分温めるだけで食べられる。

大塚食品「ゼロミート」
見ためはデミグラスタイプと同じだけど

皿にあけたところはデミグラスタイプとそっくりだが、カットしてみると中から白い「チーズ」がとろりと出てきて、ブラウンのソースと鮮やかなコントラストを見せる。実はこれは固めに加工した豆乳。

大塚食品「ゼロミート」
「チーズ」がとろり。本当は豆乳です

食べてみるとハンバーグはもちろんチーズも食感は本物そっくり。ほどよい粘りがありつつ、ミンチと一緒に噛むとすぐに口の中で崩れてゆく。ただし乳製品のチーズが持つあの独特な香りはなく、ずっと穏やかな風味だ。

デミグラスソースの濃厚さがかなりハンバーグらしさを演出していて、チーズとの相性もぴったり。ご飯のおかずなどとして十分な食べごたえがある。

ソーセージタイプ

大塚食品「ゼロミート」
ソーセージタイプ

最後にソーセージタイプに挑戦する。外側のパリっとした皮と、中にみっしり詰まった身のどちらも植物性という手の込んだ一品。

大塚食品「ゼロミート」
コリコリした粒も入っていて再現度が高い

パッケージのはしを少し切って電子レンジで1分20秒温めると準備完了。皿に盛りつけると強い燻香(くんこう)が上がって、ソーセージらしさを感じる。ナイフを入れると、手ごたえもお肉を使ったソーセージと同じ。断面もコリコリした粒が入っているところなど、まったく見分けがつかない。

大塚食品「ゼロミート」
くせのない魚肉ソーセージのような印象

ただ、かじってみると、すぐにちがいがはっきりする。こちらはデミグラスソースにひたっていない分、脂や肉汁の有無がはっきり舌で確かめられる。くせのない魚肉ソーセージのような、さっぱりした風味と食感。淡泊なしあがりだけに、マスタードやケチャップをたっぷりつけて味わうのがおすすめ。

大塚食品「ゼロミート」
ケチャップをたっぷり

全体としてみると、ゼロミート3種類はいずれも、舌ざわり歯ざわりなどはお肉とほとんど区別がつかないが、風味はしごくあっさりしていた。パッケージの説明によるとカロリーも肉より低め。1番おすすめなのはハンバーグ デミグラスタイプ。ソースをどっさりからませてほおばると満足感が高い。