リンガーハット「角煮ちゃんぽん」
とにかく肉が大きい

長崎ちゃんぽんチェーン「リンガーハット」で数量・期間限定メニュー「角煮ちゃんぽん」に挑戦してみた。熱々の麺とスープにどーんとのったぶあついかたまり肉は、箸で簡単にちぎれ、口の中に入れるととろけるようなやわらかさだ。

角煮ちゃんぽんの価格は961円(税込、以下同じ)。ふつうの長崎ちゃんぽんに比べややお高い。「醤油ちゃんぽん」(745円)とともに2月20日までの販売となっている。

リンガーハット「角煮ちゃんぽん」
普通のちゃんぽんとはちょっと違う、長崎の伝統料理「卓袱(しっぽく)料理」のテイストも

券売機で注文し、お店の人にチケットを渡して待つことしばし。ちゃんぽんらしい大きな丼に、豪快な盛りつけで登場する。目を引くのは何といっても2枚の角煮。無骨なまでのボリューム感だが、箸を入れると簡単に小さく割ける。

豚の角煮は、長崎の伝統郷土料理である「卓袱(しっぽく)料理」。三枚肉を手作業でじっくり煮込んで調理しているのだそう。甘い味付けが特徴だとかで、一口試してみると、なるほどしっかり中まで味がしみていて、ご飯のおかずやお酒のつまみにもよさそうなしあがり。

リンガーハット「角煮ちゃんぽん」
三枚肉がやわらかく、甘辛く煮てある

これが醤油スープにとても合う。角煮をスープに数秒沈めてからかじると、とろとろと口の中でとろけるような食感になる。

ちなみにスープは通常の長崎ちゃんぽんと異なり、5種類の削り節「うるめ節」「いわし煮干」「かつお節」「さば節」「宗田かつお節」をブレンドしたオイルでコクを出し、さらにみじん切りのしょうがをアクセントに加えているそう。

レンゲですくって一口飲んでみると、最初はいわゆるスタンダードな「醤油ラーメン」に似ている気がするのだが、後からだんだんと、より複雑な香りが感じられる。

ちゃんぽんの太くてちょっぴりもちもちした感じもある麺とのとりあわせもよい。肉はたっぷり量があるので、少しずつ箸でちぎって、スープをからめて麺と一緒に食べたり、あるいは麺と交互に味わったり、合間にトッピングのシャキシャキしたキャベツを楽しむと飽きが来ない。

リンガーハット「角煮ちゃんぽん」
ちゃんぽんの太い麺と醤油スープ、角煮はベストマッチ

威勢よく箸を運んでいると、不意打ちのように魚介の味が舌に広がる。麺にからまった薄切りの「揚げかまぼこ」を噛みしめたもよう。魚とイカのすり身の濃厚な風味がして、豚の角煮がたっぷり入っていても、やっぱり今食べているのはちゃんぽんだな、と思い出させてくれる力強いアクセント。

この揚げかまぼこも含め、甘辛い角煮、削り節の利いたスープ、太い麺、シャキシャキのキャベツなど、それぞれとても主張が強いのに、しっかり麺料理として1つにまとまっているのが面白い。感心しながら食べ終わるとすっかり満腹。体も芯から温まった。