編集部注記(2020年12月25日):ニトリの珪藻土商品につき、株式会社ニトリが「お詫びと自主回収のお知らせ」を発表しました。詳しくは株式会社ニトリの「重要なお知らせ」をご確認ください。

ニトリとキャンドゥの「珪藻土コースター」を比較

高い吸水力で、グラスの水滴を吸い取ってくれる「珪藻土コースター」。この優秀アイテム、最近は100円ショップでも買えると話題になっていますよね。


そこで今回、ニトリ(199円)とキャンドゥ(108円)でそれぞれ購入した珪藻土コースターを使い比べてみました!両者の吸水力に差がなければ、キャンドゥで買った方がお得ですからね。ためしてみましょう。

珪藻土コースター

珪藻土(けいそうど)とは、藻類の一種である珪藻の殻の化石による堆積岩。無数の微細な穴が水分を瞬時に吸収し、一定量を超すと、自律呼吸により水分を放出します。これにより、表面は常にサラサラな状態を保てるというわけ。

ニトリとキャンドゥの「珪藻土コースター」を比較
水をこぼしても

ニトリとキャンドゥの「珪藻土コースター」を比較
さらっと乾く

通常のコースターと同じように、グラスの下に敷いて使います。

ニトリとキャンドゥの「珪藻土コースター」を比較

珪藻土コースター ニトリとキャンドゥ 吸水力を比べてみる

ニトリは丸と四角のコースター、キャンドゥは丸と六角形のコースターを購入。全部で4枚用意しました。

ニトリとキャンドゥの「珪藻土コースター」を比較
ニトリのコースター 各199円

ニトリとキャンドゥの「珪藻土コースター」を比較
キャンドゥのコースター 各108円

サイズ感も厚みもほぼ同じ。ニトリの方が、フチ沿いにラインが入ったデザインで少し凝っています。

ニトリとキャンドゥの「珪藻土コースター」を比較
左側がニトリ、右側がキャンドゥ
ニトリの方が見た目かわいい

まずは丸いコースターで比較。両者コースターに水をこぼしてみます。

ニトリとキャンドゥの「珪藻土コースター」を比較

ニトリとキャンドゥの「珪藻土コースター」を比較

おや…?

ニトリとキャンドゥの「珪藻土コースター」を比較

おやおや…?

ニトリとキャンドゥの「珪藻土コースター」を比較

なんとキャンドゥのコースターの方が早く水が乾いてきました。ニトリのコースターはミゾの部分に水が溜まってしまい、しゃれたデザインがアダになった感が否めません。

このあと念のため乾くまでのタイムを計ってみましたが、完全にシミが消えるまでキャンドゥは4分、ニトリは12分ほどかかり、やはりキャンドゥの方が早く乾きました。108円のコースターの方が吸水力が高いってこと?

ちょっとまだ信じられないので(キャンドゥごめんよ)、四角いニトリのコースターと、キャンドゥの六角形のコースターでも比べてみます。

ニトリとキャンドゥの「珪藻土コースター」を比較
今度はタイムも一緒に計る

ニトリとキャンドゥの「珪藻土コースター」を比較
1分半経過

ニトリとキャンドゥの「珪藻土コースター」を比較
5分でどちらもほぼ乾いた

ん?こちらはほぼ同時に乾きました!キャンドゥのコースターは色が白いせいか、水のシミがニトリのコースター(グリーン)よりも目立ち、一時間ほど残っていました。

ニトリとキャンドゥの「珪藻土コースター」を比較
赤マルの部分に、シミの境界線があるの見えますでしょうか?

不思議と個体差が出ましたが、今回の実験の結果は キャンドゥの丸(青)>ニトリの四角(グリーン)>ニトリの丸(黄色)>キャンドゥの六角形(白) となりました。ということで私からは「キャンドゥの青くて丸い珪藻土コースターを買ってくれ!」、これが結論となります。

珪藻土コースターのお手入れ

珪藻土コースターを長く使うためには、ときどき風通しのいい場所で陰干しして。夏場は2週間に1回、冬場は1週間に1回が目安。なお、長時間お湯に浸したり、大量の水をかけたりしないようご注意を。

ニトリとキャンドゥの「珪藻土コースター」を比較
しっかり乾かして長持ちさせよう

また、表面の穴が詰まって吸水力が落ちたときは、紙やすりで薄く削れば復活します。

ちなみに、コーヒーなど色のついたものを吸収するとシミになってしまう場合があります。だんだんシミが増えて汚くなってきたら買い替える、ということを考えると、より安い100円ショップで買うのが賢いかもしれません。速乾性とコスパを選ぶならキャンドゥ、デザインも重視する場合はニトリを買うことをおすすめします!