今年もあと1週間。新年に向けて、「来年こそダイエットや美容に励もう!」と決意を固めるのにもいいタイミングだ。そこで、かつて断念した「○○抜き」や「□□だけ」ダイエットを再開したり、いまいち良い結果が出なかったから今度はカロリーを厳しく制限したり、など一度ハマるとなかなか抜け出せないのが食事による健康法。正直、どれが正しいのか分からないまま色々手を広げている人も多いのではないだろうか。

美容・健康・ダイエットに関する食の情報が溢れる現代、「食べたもので身体ができる」というごく当たり前のことを意識できていない人は意外と多い、と指摘するのは管理栄養士の伊達友美先生。今回は今まで信じてきた食事習慣を一度リセットするべく、伊達先生のコミックエッセイ『なぜこれでキレイになれるの?』を紹介したい。

今のあなたは、これまで食べてきたもので作られている
今のあなたは、これまで食べてきたもので作られている

伊達先生は、これまで5,000人の食事指導を行ってきたという「食」と「美」のカウンセラー。豊富なカウンセリング経験と自身の体験をもとに、本書では「きちんと食べてボディラインと肌を美しく見せる」という独自のメソッドを教えてくれる。

『なぜこれでキレイになれるの?』/伊達友美(漫画:かねまつかなこ)
『なぜこれでキレイになれるの?』/伊達友美(漫画:かねまつかなこ)

冒頭、同窓会で「私、同年代の人より老けてる」とショックを受けるアラフォーの登場人物。食事には気を使ってきたはずなのに、なんで?と納得いかない様子を見せる。彼女が続けていたのは「毎朝ヨーグルトを食べる」「野菜をたくさん食べる」「カロリー計算を意識」などの習慣。先生によると、こうした方法は体質に合わない人もいれば、極端にやり過ぎると女性に重要な若々しさを失ってしまう危険もあるそう。世間の情報を信じすぎず“自分に何が合うかを知ること”が、究極の美の秘訣なのだという。

このほか、女性に多い「体が冷える」「甘いものが我慢できない」といった悩みについても、体質だとあきらめず、食事内容を見直すことで改善できると伊達先生はアドバイスする。また、原因不明の不調と思われがちな「遅延型フードアレルギー」や「栄養サプリメント」の過剰摂取など、意外と知られていない現代ならではのトピックも取り上げられており、食について学ぶことの多い1冊だ。

筆者的に最大のポイントは、マンガで書かれていて気軽に読みやすいこと。年末年始にごろごろしながら読むには最適だ。伊達先生いわく、「食事改善に遅すぎることはない」そうなので、2014年、身体の内側から良い方向に変わるためこの本を役立ててほしい。