諫山創氏によるコミック「進撃の巨人」の巨人は、この原則に従っており、人間を食べてもそれを栄養として吸収しないのだそう。巨人は、悪人でもあったわけです。
さて、その悪人である"巨人"を、愛情と栄養の詰まった見事な"キャラ弁"とした方がいらっしゃいます。その方の名前は笑子さん。イラスト投稿サイト pixiv で「進撃の巨人」をモチーフとした「進撃弁当」を公開されています。
笑子さんは、進撃弁当の製作工程も公開されています。それによれば、巨人の顔のベースとなっているのは白米。その上にカニカマ(?)を並べ、巨人の顔のむき出しになった筋肉を再現しています。鼻の部分はソーセージ、目は海苔で描き、歯は海苔の上に1粒1粒丁寧に並べられた白米で表現しています。
笑子さんは、このキャラ弁の製作について「 歯(米粒)を並べるのが地味に面倒でした」と書かれています。
わかります。
「進撃の巨人」の"巨人"って、歯の本数が多すぎですよね。人間の歯の本数は32本。ネコは30本で犬は42本。哺乳類では多い方とされる豚だって44本。でも巨人さんは、人(?)によっては80本を超えている方もいらっしゃる。この異常な歯の本数は、生物としては、ちょっとあれなんじゃないでしょうか?
それはともかく、人を食らう巨人を、キャラ弁にして「食ってしまおう」という笑子さんの発想、とてもすてきです。