おせち料理のおすすめ食材&田作り

おせち料理に込められた意味

おせち料理は新年の無病息災、五穀豊穣、不労長寿、立身出世を願い食べられて来た日本の伝統的なお正月料理です。健康に良い食材を使い健康的な料理と共に新年を迎えたい人々に食べられて来ました。おせち料理が健康に良い理由をお伝えしながら、どの食材を付け足すと更に健康に良いかおすすめしていきます。


 


おせち料理に込められた意味&田作り

 

田作り

田作りはカタクチイワシの稚魚を炒って甘辛いタレに絡めたおせち料理です。田作りは五穀豊穣の意味を込めています。カルシウムが豊富でDHAも多く含まれています。

通常の田作りに栄養豊富なクルミを加えるレシピもあります。クルミはポリフェノールの抗酸化値がナッツ類で最も高く、オメガ3脂肪酸がナッツ類で最も豊富に含まれています。

オメガ3脂肪酸は1日摂取目安量2gでクルミ5粒程です。クルミの1日摂取目安量は7粒程です。オメガ3脂肪酸は体内のアレルギー症状を抑えます。健康に欠かせない不溶性食物繊維、たんぱく質、ビタミンE、マグネシウム、ビタミンB6、葉酸、亜鉛を多く含んでいます。ナッツ類を購入する際の注意点はカビに注意して適切に管理された新鮮な物を選んで購入しましょう。

 

おせち料理のおすすめ食材&田作り

 

菊花かぶ

菊花かぶはかぶを菊花のように飾り切りし甘酢につけたおせち料理です。かぶに菊の花のように切り込みを入れ、菊花の不労長寿や邪気を払うという意味を込めています。かぶは体を温め、かぶには消化酵素が多いため消化しやすく胃腸の消化を助けます。また薬膳では肺を潤すと言われており、かぶの根はビタミンC、かぶの葉はビタミンAが含まれるので風邪を引きやすい冬場に風邪予防になる食材です。かぶの葉はお雑煮に入れても良いです。加熱すると消化酵素の作用も失われるため菊花かぶは加熱しないので酵素もビタミンCも働きます。赤かぶと白かぶで作り紅白にしても縁起が良い盛り付けになります。盛り付けにいくらを乗せてもオメガ3脂肪酸を摂ることができオメガ3脂肪酸1日摂取目安量をいくら40gで摂ることができます。菊花かぶはお節料理で作らない家庭もあるかもしれませんが今年は作ってみてはいかがでしょうか?
 

おすすめのおせち料理&菊花かぶ

 

海老

海老や伊勢海老をおせち料理で食べる方も多いです。薬膳では海老は体を温める食材とされ冬に食べるのに適しています。体を温める詳しい機序は分かっていませんがビタミンEも豊富なためドロドロ血液をサラサラにして血流を良くすることも関係しているかもしれません。アスタキサンチン、タウリンも豊富ですが殻に含まれることも多いです。カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛も含まれています。体を温めるのでおせち料理に含めたい物です。

 

おすすめのおせち料理&海老