世界各国の料理を冷凍食品やレトルト食品にしたイオンの「World Dining(ワールドダイニング)」シリーズ。その1つ「ブイヤベース」を食べてみました。ムール貝やエビがたくさん入っていて魚介好きにはうれしい一品です。
販売価格は398円(税別)。カロリーは1袋189kcal。ブイヤベースといえば、その昔フランスのプロヴァンス地方で、売りものにならない小さな魚や貝を鍋で煮込んだ漁師料理が始まりとも言われるスープ。イオンのものは各種の魚介をジャガイモと一緒にトマトベースのスープに合わせています。
調理には電子レンジを使うだけのごく簡単なものですが、気をつけたいこととして、凍った状態ではパッケージを開かず、密封したまま自然解凍または流水で解凍させます。具材とスープが完全に溶けてから深めの器にいれてよくかきまぜ、ラップをかけてレンジの「強」で6分加熱します。
無事スープができあがると、レンジの扉を開けた時点で香辛料と魚介の濃厚なにおいがします。ラップを外して、あらためて具材を確かめると、かなりの量だとわかります。今回のパッケージには甘エビが5尾、スケソウダラが3キレ、カラつきのムール貝も3匹、あとはひとくち大のブロックに切ったジャガイモがたくさん入っていました。2~3人でシェアしやすいボリュームになっています。
甘エビは小ぶりで、そのままカラごと食べられ、噛むごとに中から魚介のうまみが出ます。タラはスープをよく吸って、白身魚の淡泊な味わいに香辛料の風味が加わった食べごたえ。ムール貝はプリプリしていて大粒です。
なおスープは塩気がかなり強いので、パンをひたして少しずつ楽しむか、あるいは最初に具材を別皿にとりわけたら、ご飯パックなどを投入して再びレンジにかけ、リゾット風の雑炊などにするのも悪くないかもしれません。