登場したのは3種類。アップルパイをイメージした「マザー アップルパイ」、チーズケーキをイメージした「ニューヨーク チーズケーキ」、チェリーパイをイメージした「レッド チェリーパイ」です。中でもマザー アップルパイとレッド チェリーパイは、本場アメリカの家庭で手づくりされるような味わいが楽しめるとか。

えん食べ編集部も“アメリカのママの味”を確かめたくて、さっそく3種のドーナツを入手!
まず食べてみたのは、ある程度味の想像がつく(間違いなくおいしいであろう)ニューヨーク チーズケーキ。穴のないドーナツの中にクリームチーズ入りのフィリングを詰め、アーモンドクランチとグラハムクッキーをトッピングしたものです。

ふんわりと柔らかな生地をかじった瞬間、口の中にほのかな酸味とグラハムクッキーの香ばしさが広がります。これを追いかけてくるのが、濃厚なクリームチーズのコクと甘み。たっぷり詰まったフィリングが、まったりと舌を包み込みます。しっかり甘く、胃袋の満足度も高い一品。

続いて、日本ではあまりなじみのない“チェリーパイ”をイメージしたレッド チェリーパイ。リング状のドーナツを、チェリー果汁入りのピンクのナパージュと、チェリー果肉を加えたソースでデコレーションしてあります。

ほお張ると、みずみずしいアメリカンチェリーの香りがふわり。ドーナツの甘さのあとから、キュンと甘酸っぱいチェリー風味が広がります。果汁と果肉が使われているので、チェリーそのものの味や華やかな香りがきちんと生かされています。ドーナツとチェリーの組み合わせって珍しいけれど、これはアリ!

最後に、マザー アップルパイ。リング状のドーナツの穴にクッキーを敷き、その上に角切りアップルをのせてあります。シナモンシュガーとキャラメルソース、グラハムクッキーがトッピング。

シャクシャク食感の角切りアップルは、さくっ、ふわっと口の中で溶けるドーナツ生地との相性抜群。レーズンも合わされていて、なかなか本格的なアップルパイの味に仕上がっています。薫り高いシナモンやキャラメルの香ばしさも重なって、まるで本場アメリカのママンが作ったような(食べたことないけど)、手づくりのやさしいおいしさ!

今回食べた3種の中で、筆者がもっとも気に入ったのはマザー アップルパイでした。アップルパイと聞くと秋や冬に食べるイメージがありますが、夏に冷たいアイスコーヒーとともに味わうアップルパイも、また乙なもの。
なお、甘いものが好きな人にはニューヨーク チーズケーキを、日本ではあまり見かけない“ザ・アメリカ”な味が楽しみたいという人にはレッド チェリーパイをオススメします!