エンサイマーダとは、“豚のラード”という意味をもつ、スペイン・マヨルカ島の伝統的な菓子パン。バターの代わりに豚のラードを生地に練り込んで焼き上げられており、表面はパリッと香ばしく、中はふんわりとした食感が楽しめるそう。
このエンサイマーダ、マヨルカのオープン初日(4月24日)に、なんと全6種あったフレーバーがすべて完売してしまうという驚異的記録を叩き出すほどの人気ぶり!想定外の事態に商品の製造が追いつかず、翌日からは「プレーン」のみ販売されるも、それすら日々売り切れ続出。なかなか手に入らず、悔しい思いをしていた人はきっと筆者だけではないはず…。
そんなエンサイマーダから、ようやく3フレーバーが復活したという情報をゲットしました!「ナランハ」「トルテル」「カカオ」の3種が再び店頭に姿を現してくれたそうですよ奥さん…!
というわけで、えん食べ編集部でもついに念願のエンサイマーダを入手することに成功!ずっと売り切れていた3フレーバーとプレーンの計4種を食べてみました。
● プレーン(190円/税別、以下同じ)
かじりつくと、こんがり焼けたクロワッサンの表面のようにパリッと軽快な歯ごたえ。中の生地はふわふわの口あたりで、びよーんと伸びる伸縮性があり、噛むとモチっとしています。
噛んでいるうちにじゅんわりと、バターとはまた違う、独特の甘みがにじみ出てきました!ラードと聞いてちょっとドキドキしていたけれど、ケモノっぽさやくさみはありません(ほっ)。むしろ、このリッチでコクのある甘みがくせになる!
● ナランハ(260円)
プレーン生地のエンサイマーダにオレンジピールをトッピングした、香り高いフレーバー。日本限定の商品です。
みずみずしい柑橘の香りがふわっと鼻をくすぐり、あと口はさっぱり。オレンジ皮のほのかな苦みがあり、甘い生地とうまくバランスが取れています。初夏のそよ風のような爽やかな味わい。
● トルテル(260円)
これだけ、ほかのものとは形が違います。プレーン生地の中に、スペイン産マルコナアーモンドペーストを巻き込んで焼いたフレーバー。本国スペインでも人気の商品だそう。
食べると、生地の中に包まれたアーモンドペーストがしっとりと舌に絡み、濃厚だけれど程よい甘さ。生地とペーストでタイプの違う甘さが楽しめます。4つの中で、筆者はこれが1番好きでした!
● カカオ(280円)
生地の中にたっぷりのベルギーチョコが練り込まれていて、外側にもチョコチップとココアパウダーがたっぷりトッピングされたザ・カカオなフレーバー。これもナランハと並び、日本限定の商品です。
どこからかじってもチョコが濃厚!口の中でとろけます。ただしビターチョコなので、くどさがありません。ほろ苦いチョコが生地に含まれるラードの甘みと重なり合って、絶妙な甘×苦のあんばいに。
現在、二子玉川ライズのマヨルカでは、以上4種のフレーバーを販売中です。が、1日3回の焼き上がり時間に合わせて行列ができ、販売開始から10分足らずで売り切れてしまうことも。
ちなみに焼き上がり時間は、8時~、12時~、16時~の3回(日によって異なる場合があります)。手に入れるためには、なるべくこの時間より前にスタンバイしておきたいところ。
なお今後は、いまだ“販売休止中”の残り2つのフレーバー「クレマ(バニラ風味の濃厚バタークリームサンド)」と「クランベリー(ドライクランベリーとなめらかクリームチーズ入り)」も復活する予定、だそう。また、これ以外にも新しいフレーバーが登場するかも?との噂もありますので、引き続き目が離せませんね!
住所:東京都世田谷区 玉川2-21-1 二子玉川ライズ