
冬はお鍋がおいしい季節。東京ディズニーリゾートオフィシャルホテル「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」(千葉・舞浜)のブッフェレストラン「グランカフェ」(1F)では、2月29日まで「世界の鍋フェア」が開催されています。
それだけだったら「へぇ~お鍋か、おいしそう」くらいにしか思わなかったんですが、今回のフェアではみんな大好き「チーズフォンデュ」をはじめ、ラム肉を煮込んだお鍋や、パクチーたっぷりのトムヤム鍋といった国際色豊かな面々がずらりとラインナップ。中でも、大のタイ料理好きとしてはトムヤム鍋が気になってしまい…!

ちょっと足を伸ばして、グランカフェのランチブッフェを食べに来ちゃいました!
●昨年(2015年)からタイ出身のシェフが就任していた
2015年9月、グランカフェのシェフにタイ出身のChef X(シェフエックス)が就任。スパイのコードネームのようなお名前は“通称”で、本名は、アッタポル・ナイトー・タントンさんというそうです。ちなみに奥様は日本人で、内藤(ナイトウ)さんとおっしゃるそう。
シェフエックスは東南アジア料理やイタリア料理、さらにはオーストラリア料理まで幅広いジャンルを得意とするそうですが、やっぱりタイ出身ということで、スパイスや香草をたっぷり使った東南アジア料理に否が応でも期待が高まります。
●“世界の鍋”は日替わりで2~3種類を提供
世界の鍋フェアでは、全5種のお鍋から日替わりで2~3種類が提供されます。今回取材させていただいたのは、スイスのお鍋「チーズフォンデュ」と、ニュージーランドのお鍋「ラムシャンクの柔らか煮込み」、そしてタイのお鍋「タイ風シーフードトムヤム鍋」の3品。
【チーズフォンデュ】
チーズを白ワインではなくレモン汁などで煮込み、子どもでも食べやすく仕上げてあります。ひと口サイズのバゲットや、にんじん、ブロッコリー、じゃがいもなど色とりどりの野菜をディップして。

(お皿は写真撮影用に特別に用意してもらったものです)
とろっとろのチーズは、舌に少しのザラつきを感じるほど濃厚!ワインは入っていないのに芳醇な香りがするのは、凝縮されたチーズから出るほどよい“発酵感”のおかげかも。


この「どろみ」すらある濃厚チーズを、カリッと香ばしいバゲットや、シャキシャキの野菜にたっぷり絡めてほお張る幸せといったら…!

【ラムシャンクの柔らか煮込み】
骨付きのラムのスネ肉を、豆や野菜と一緒にブイヨンで煮込んだもの。セロリやハーブの風味を効かせて仕上げられています。

コトコト煮込まれたラム肉は、岩みたいにゴツイ見た目に反してふわっととろける柔らかさ!はじめの食感はスペアリブのようにやや弾力があるのですが、口の中で噛むとほろほろっと崩れていきます。爽やかなローズマリーの香りとともに広がる肉のうまみは極上。にんじんや豆などの野菜もトロトロです。


【タイ風シーフードトムヤム鍋】
今回、筆者がもっとも楽しみにしていたお鍋です。タイの代表料理のひとつ“トムヤムクン”がベースとなっているのですが、“うどん”を組み合わせて食べるというユニークな一品。もやしとパクチーを自由にトッピングできます。



鍋フェアとは関係ないのですが、各テーブルごとに1個ずつもらえるパンが絶品だったのでご紹介します。今回のパンは、抹茶とかのこ豆を使って焼き上げたものだそう。

温かいまま提供されるパンはふわっふわに柔らかく、手で割くと繊維が糸を引くほどモチモチしています。抹茶が練り込まれたほろ苦い生地が、ほっくり甘いかのこ豆を包んでちょうどいいバランスに。甘さはかなり控えめなので食事にも合います。
●スイーツは月替わり--胃袋が足りない!
心ゆくまで世界の鍋を堪能したら、スイーツコーナーへ。月替わりのケーキや和菓子たちがずらりと並んでいます。もはや胃袋がいくつあっても足りませんね…はちきれても食べるけど。





ランチブッフェの開催時間は、11時30分~14時30分(土日祝は15時まで)。価格は大人3,600円(土日祝は4,200円)、9~12才が2,300円、4~8才が1,600円、いずれも税込。プラス800円でドリンクバーの飲み放題も付けられます。
なお、来たる2月17日は「サンクスデー」と称し、大人料金が1,000円引きの2,600円となるそう。この内容でこの価格は相当お得だと思いますので、ランチタイムの予定が空いている人は足を運んでみてはいかが。