
昼の顔と、夜の顔。ふたつの顔を持つとは、何とも魅力的。すでにお気づきの女性読者もいるだろうが、そう、これはミステリアスな男性がモテる原理とまさに同じ。さらには、その味もボリュームも “絶品” ときた。ハンバーガーファンとして本当はあんまり人に教えたくないのだけど、今回はえん食べ読者の皆さんにだけこっそりお教えすることにする。

■ハングリーヘヴン 目黒店は、目黒駅から徒歩5分
ハングリーヘヴン 目黒店は、各線目黒駅から歩いて約5分のところにある。飲食店が数店舗同居するビルの中にあり、表には看板がたくさんあるので、見落とさないように気をつけよう。目的地は、ビルの2階へ上がり、奥へ進んだところだ。


店内に流れるミュージックは、ボブ・マーリー。何という、ゆるくて陽気な雰囲気だろうか。筆者も自然と緊張の糸がほぐれて、ズンチャッ ズンチャッ のリズムを全身で刻みたくなってしまう。内装も、まるでアメリカ・テキサスに来たみたいでオシャレだ(行ったことないけど)。



■ハンバーガーを注文
ランチメニューには、各種ハンバーガーがズラリ。さんざん迷ったあげく、今回はスタンダードな人気メニュー「ハングリーヘブン チーズ」(900円)と、スパイシー系ラインナップから「ハングリーヘブン メキシコ」(950円)をオーダーすることに。全部制覇するまで通ってやるぜ!

ちなみに、平日限定で、すべてのハンバーガーにポテトとドリンクが付いてくる。ポテトは、少なめ、普通、大盛り、山盛り(プラス50円)から選択できる。このサービスで1,000円以下とは、なかなかのコスパでしょ?
■食べてみる
レゲエのリズムに身を任せながら待つこと約10分。我々のテーブルへ、注文したハンバーガー2品がやってきた。

で、でかい!高さ15センチはあるだろうか。串で刺して支えておかなければ、倒れてしまうほどだ。豪快に重ねられた分厚い具材、はみ出るレタス。ていうか、レタスの量、尋常じゃなくない...?
もちろんこのままでは食べにくいことこの上ないので、各テーブルには “バーガー袋” が用意されている。この紙袋にハンバーガーを入れて、ぎゅぎゅっと挟んで食べるのだ。


まずは、「ハングリーヘブン チーズ」をがぶりと一口。味付けはシンプルで、その分、肉の旨みがこれでもかと口の中に広がる。さすがは焼き肉店の顔を持つ店、肉に妥協はしないぜ!という漢(おとこ)らしさが垣間見える。
具材は、ビーフパティ、玉ねぎ、トマト、ピクルス、そして大量のレタス。野菜はみずみずしく、レタスはシャキシャキッとして歯ごたえも心地良い。そして極めつけは、バンズだ。外側はカリッとしていて、中はふわふわ、バターがよく染み込んでいて、美味しゅうございます!

続いて「ハングリーヘブン メキシコ」に思いっ切りかぶりつく。「ハングリーヘブン チーズ」と違うのは、中にトルティーヤチップスとハラペーニョ、そしてサルサが入っていること。ハンバーガーにチップスって初体験だけど、コーンの風味と肉の旨みがよく合っていて激ウマ!さらにピリ辛のハラペーニョとサルサが舌を刺激してくるという何ともメキシカンな仕上がりだ。

ハンバーガーだけで相当なボリュームなのに、ポテトまで付いていたので筆者の胃袋はパンパン。ここで得た満腹感は、なんとこの先6時間以上も続いた。
とにかく肉のクオリティが高いので、「今日は肉だ!肉が食いたいんだ!!」という日に足を運んでみてはいかがだろうか?ハンバーガーはテイクアウトもできるぞ!
