17年の歴史をもつナムコ・ナンジャタウンが、7月11日に「ナンジャタウン」としてサンシャインシティにリニューアルオープン!フードメニューをいち早くレポートします。
その昔、お台場「ジョイポリス」を始めとする屋内型テーマパークで頻繁に遊んでいたインドアな筆者。中でも二子玉川の「ナムコワンダーエッグ」、池袋の「ナムコ・ナンジャタウン」にはだいぶ楽しませて頂きました。ナムコさんといえば、「アミューズメントパーク!」と即答しちゃう世代なわけですよ。はい。
残念ながらワンダーエッグの方は閉園してしまいましたが、17年の歴史をもつナムコ・ナンジャタウンが、来る7月11日に「
ナンジャタウン」としてサンシャインシティにリニューアルオープンするとか!なんだか急に懐かしくなってきました…
近年のナムコ・ナンジャタウンといえば“ゲームセンター+食のテーマパーク”のイメージ。聞くところによると、今回は両者の区分をさらに明確にしつつ、フードについては「餃子&スイーツ」に特化して帰ってきたもよう。早く遊びに(食べに)行きたい…と思っていると、プレス向けの内覧会があるとのこと。流行に敏感なえん食べ編集部、いち早く乗り込んでみました!

ごらん、これが“昭和”ってやつだ・・・
■ナンジャタウンのコンセプトは“思い出とオドロキとトキメキの街”
生まれ変わったナンジャタウンのコンセプトは、“思い出とオドロキとトキメキの街”。1フロアが「福袋七丁目商店街」「もののけ番外地」「ドッキンガム広場」の3街区に分割され、そのうち「福袋七丁目商店街」は食べ物がメインのエリア。以前から人気のあった「池袋餃子スタジアム」をリニューアルした「ナンジャ餃子スタジアム」、“デコデザート”を中心とした店舗が並ぶ「福袋デザート横丁」の2大フードストリートで構成されているようです。改装前よりパークの規模は縮小しつつ、フードを潔く餃子とスイーツに絞ったバランス感覚。都会的!
あ、ちなみにお子さんにナンジャタウンを説明するときは「みんなの思い出とトキメキを集めてナジャヴ(猫のキャラクター)が創った街なんだよ」と教えてあげましょう。子どもには夢が大事です。
■酷暑の中、ナンジャタウンの内覧会へ!

立派になったなぁ
7月9日、時刻はお昼過ぎ。暑さと空腹でふらふらの筆者は、ゲートを抜けるなり福袋七丁目商店街へとまっしぐら。なお、入園料は大人500円、子ども300円です。

ゲートを抜けて

右手にあるのが福袋七丁目商店街
■まずは福袋七丁目商店街エリアをひと回り
エリアに入ると、薄暗い照明に提灯が揺れ、まるでお祭りのような非日常空間。ここは広々とした飲食スペースになっています。

餃子大明神を奉っているらしい
そのまま右奥に進むと、餃子スタジアムの鳥居が出現。熱いバトルの予感がします。

鳥居をくぐるとそこには…

熱い戦いが待っている?!
“スタジアム”というだけあり、スタッフの活気もなかなかのもの。14店分の名店餃子が楽しめます。
餃子スタジアムのさらに奥に位置する福袋デザート横丁周辺は、昭和30年代の懐かしい(筆者には若干レトロな)街並みを再現。ここには、ナンジャタウンでしか食べられないオリジナルデコデザートなど6店舗とアトラクションがあります。

気分は「三丁目の夕日」
商店街の中にも至るところにベンチやテーブルが設置されているので、休憩場所には困りません。派出所や居酒屋を模したフリースペースもあります。

おまわりさ~ん?
■いよいよ「餃子スタジアム」に挑む
空腹がピークに達した筆者。いざ、餃子スタジアムへ。しかしかなりの店舗数。どうしようかな、ともらったガイドブックを見てみると“四天王”の文字が。
え?池袋の四天王といえば正道館高校の葛西でしょ?!ととっさに思った筆者はろくでなし BLUES 世代。正しくは、ナムコが10年間運営してきた餃子スタジアムの実績から選んだ「ご当地餃子四天王」のこと。鉄鍋荒江本店の「鉄なべ餃子」(西日本代表)、丸満の「丸満餃子」(東日本代表)、包王の「牛とん包」(人気餃子王)、華興の「華興餃子」(話題餃子王)の4店舗が軒を連ねます。決めた、今日は四天王を攻めよう。

四天王、自信の笑顔。
まずは東京の老舗、華興餃子。小籠包風の餃子は、もちもちの皮から溢れ出る旨みたっぷりの肉汁がすごい。つるんとしているので箸がどんどん進みます。

華興「華興餃子」

もちもちの皮が最高。
続いて、パンみたいにまんまるな古河名物・丸満餃子。異国の香りがするので尋ねると、「シナモンが入っています」と店員さん。この餃子、なんと20種類もの具材が入っているとか。通常の酢醤油の他にも用意されている変わり種ソースで試すのも楽しいとのこと。

スパイスが効いた、食べごたえのある丸満餃子
滋賀・包王の「牛とん包」は、餃子の主役は肉でしょ!とばかりに、近江牛の旨みを前面に出した餃子。溢れる肉汁を、一滴も逃さずすすりたくなります。

三大和牛近江牛を贅沢に使用!
そして博多といえば、の鉄なべ餃子。スタジアムの最奥にどーんと構える西日本の名店餃子は何個でも食べられそうなやみつきの味!

できたてあつあつを食べたい鉄なべ餃子(写真は2人前)
実際のフード提供はテイクアウト用の容器になるので、いろいろ買って店内や飲食スペースでどうぞ。このほかにも、テーマ別に各地の名店餃子が共演する「テーマ店舗」が4店舗あります。このスタジアムだけで日本の餃子が食べ比べできてしまうという、食通にはかなり熱いスポット。本当の敵は胃袋だな。
■食後のデザートを探し求めて「デザート横丁へ」
さて、お肉とニンニクでお口の中がかなりワイルドな感じになったので、「デザート横丁」へ。

想像以上に「横丁」だった
デコデザート(デコレーションデザート)がメインとのことで、「最近の女子は、持ち物をキラキラさせるの好きだよね、スイーツもデコっとく?」という軽いノリだろうと勝手に予想していた筆者。ところが、意外にも本格的でかわいいスイーツがいっぱい!とっくに失っていた乙女心が蘇ります。

スイーツを好きなパーツで飾れる「Deco&Deco」は東京初出店

蘇れ、オトメゴコロ!

デコデザート第一人者パティシエがてがける「パティスリーキュート」
そして、ありました。「ご当地アイスパーラー」。デコデザートなのかはともかく、全国のご当地アイスがちょっとずつ食べ比べできちゃうというお店です。キワモノアイスを期待し、えん食べ編集部が(変な意味で)目を付けていたこちらを食後のデザートにしました。

奥のナルトとメンマが気になった人、続編にこうご期待!
■ナンジャタウンは池袋の新たなフードスポットになりそうです
1996年のオープン当初は、おしゃれなデートスポットだったナンジャタウン。21世紀に入ってからは、フードテーマパークへとその姿を変えました。テーマパークだったころは、アトラクションをひと通り経験したらもう行かない、という人が多かったという声もちらほら。でも、もはや国民食ともいえる餃子なら、毎週食べられちゃいますよね?親子連れはもちろん、仕事帰りやデートにも、気軽に立ち寄れる池袋の新たなフードスポットにえん食べ編集部がナンジャタウンを認定します!

食べ過ぎを暗示…?