かつやの期間限定メニュー「牛丼カツ丼」を食べてみました。カツ丼部分は安定のおいしさですが、牛丼部分のできのよさに驚きました。
価格は690円（税別）。風変りなメニューを相次ぎ送り出してきた「SUPER HUNGRY SALE!!」キャンペーンとして、2019年最後に登場する品だそう。
牛バラ肉とロースカツを、特製のタレで煮込んであり、牛丼もカツ丼も両方楽しみたいという人向き。千切りの紅生姜も添えてあります。
カレーライスのような深皿にご飯を盛り、牛丼の具と卵でとじたトンカツとをそれぞれドン、ドンとのせたかっこうです。本当に「牛丼カツ丼」の名前そのままなので、テーブルに登場すると思わず笑ってしまいます。
トンカツはいつもどおり、とろりとした卵に包んであって、衣はダシを吸いつつも揚げたてのサクサクした歯ざわりがあり、ロースは肉汁たっぷり。文句のつけようのないできばえです。
一方で牛丼の具ですが、意外にもかなりよいできでした。薄切りの牛肉を甘じょっぱく煮込んであって、肉のうまみがしっかり出ています。汁だく気味で、お米との相性が抜群。またトンカツをとじる卵と一緒に食べてもまろやかさが加わっておいしい。
それぞれポークとビーフの個性が強いので、交互に食べて風味の違いを感じてもよし、一緒に口に運んでハーモニーを楽しむのもよし。紅生姜は牛丼の具にはもちろん、トンカツと一緒にほおばってもよく合います。