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【カカオ豆から】カルディ「ビーン・トゥ・バー チョコレートキット」で4時間かけて本気チョコ作った!ひたすらカカオを擦り潰す


もう「溶かしてかためただけでしょ?」なんて言わせない!カルディコーヒーファームで販売されている「ビーン・トゥ・バー チョコレートキット(税込1,296円)」を使ってカカオからチョコレートを作ってみました。

■所要時間なんと4時間!
これは、カカオ豆からチョコレートが作れる手作りキット。ローストカカオ豆(100g)に、てん菜糖(30g)、チョコレート型2枚入り。カカオ豆の皮をむくところから、擦り潰し、湯煎し、冷やしかためるところまでを体験できます。数量限定。

今年はカカオから作るぞ!

セット内容

パッケージ裏の説明を読むと所要時間なんと4時間!しかも「下準備、チョコレートを冷やしかためる時間は含みません」との一文が…。4時間って…、もうちょっとしたアルバイトじゃん…。

ふむふむ…ん…?

4時間って…

準備するものはすり鉢(18~22cm程度のもの)、すりこぎ、竹ぐしまたはハケ、湯煎用のフライパンまたは平らな鍋、ふきん、スプーン。すり鉢は小さなものを使うと湯煎する際にチョコに水気が入ってしまう恐れがあるため、なるべく18cm以上のものを使用するのがおすすめです。


■作業開始!
【カカオ豆の皮をむく(目安時間:約40分)】
まずはカカオ豆の皮むきから。豆の中心に力をいれ、パキッと亀裂を入れると比較的簡単にむけます。手で割れない場合は包丁などで切れ込みを入れるか、硬いもので軽く叩くのがおすすめ。

めっちゃいい匂いする

ひたすらむく

皮に亀裂を入れた際、中の豆も砕けてしまう場合がありますが後で細かくするため崩れても問題なし。慣れると徐々に楽しくなってきますよ。


全部むけた!

【すり鉢で細かく砕く(目安時間:約50分)】
さぁ、大変なのはここから!皮をむいたカカオをすり鉢に入れ、細かくなるまですりこぎで擦り砕いていきます。

これを砕くのか…

パッケージには「大まかに砕いてから、少量ずつ分けて擦る」方法をおすすめしていましたが、筆者はフードプロセッサーである程度砕いてからすり鉢に移しました。

時間短縮のため

ガーッと

いい感じ

いざ擦り始めてみるとめちゃくちゃ大変!最初は「カカオいい匂い~♪楽しい~♪」とウキウキですりこぎを回していましたが、徐々に感動も薄れ、「腕が痛い」気持ちの方が大きくなってきます。

ゴリゴリ

うおーっ!

すり鉢の目にカカオ豆が詰まった場合は、竹ぐしやハケで払い落としながら擦ってください。


なんとか粉状に近い状態まで仕上げるのにかかった時間は約1時間。フードプロセッサーを使ってもこれだけかかったので、いちから手で擦ったら1時間半くらいかかるんじゃないでしょうか。予想よりキツいぞこれ…。

男性編集部員にバトンタッチ、一気に細かくなってきた!

頑張った…

【湯煎しながら擦る(目安時間:約40分)】
60~70度程度のお湯を入れたフライパンか鍋に折りたたんだふきんを入れ、その上にすり鉢を置き、湯煎で温めながら再びすりこぎで擦ります。そうです、まだ擦るんです。

湯煎しながら

黙々と腕を動かし続けていると、さらさらとしていたカカオ豆が徐々にもろもろとした感じに!さらに擦ると次第にしっとりとした質感に変化します。ちょっと感動。

お、変わってきた

しっとり感アップ

もうひと踏ん張り

さらに擦ってここまで来たぞ!

ちなみに、この状態でちょっと味見をしてみたところ「パンの焦げた部分」みたいな味がしました。

うおー!ここまで来た!

【砂糖を加えて擦る(目安時間:約90分)】
湯煎したまま、砂糖(てん菜糖)投下!せっかくまったりしてきたのが、再びもろもろとした状態に。湯煎したままなめらかになるまで暫く擦り続けます。

砂糖を入れて

また擦る

まとまってきたら、湯煎からおろして擦る、湯煎で温めてまた擦るの工程を繰り返し、ツヤが出てくるまでひたすら腕を動かす。気分は「ねるねる○るね」の魔女のよう。

腕が辛い

ねっとりしてきた

ねりねり

ここからは自分との戦い。どれだけなめらかに仕上げるか、どれだけツヤを出すか。黙々と擦って、擦って、擦る。ひたすらに擦る。

まだだ…まだ頑張るっ!

【型に流し入れる】
とろみとツヤが出たら、中性洗剤で洗って水気をよく拭き、しっかり乾かしたチョコレート型へスプーンでチョコを均等に流しいれていきます。流しいれたら型を少し持ち上げて軽くトントンと下に打ち付け、平らにならしましょう。端までチョコを行きわたらせたいときは竹ぐしで整えて。

あの硬かった豆がここまで柔らかくなった、感動

すごい、チョコっぽい!

筆者は以前使用したアラザンなどが残っていたので、デコレーションもしてみました。

【冷蔵庫で冷やす】
型に流しいれたら冷蔵庫で1~2時間ほど冷やす。十分かたまったらチョコレート型からぽこっと外して完成~!

やっと完成!長かった!

■気になるお味は?
見た目は予想よりしっかりチョコレート!しかし、気になるお味は…?

問題は味だ

高カカオチョコレートのようなちょっぴりダークな味わい。カカオのさくっ、しゃりっとした食感がアクセントに。若干ざらつきはあるものの、うん、おいしい!結構おいしいじゃん!

ほろ苦くておいしい

他の編集部員にも試食してもらったところ

男性編集部員A:うまい!ビーン・トゥ・バー好きには嬉しい味だ!

男性編集部員B:予想よりうまい。普通にうまい。これは貰ったら嬉しい。

男性編集部員C:うーん、作ってる過程を知ってるから「ありがたいな」とは思うけど、そのまま渡されたら…。普通に売られてるチョコのほうが…。

女性編集部員A:すごく好き!今年食べたチョコの中で一番おいしいかも?「ミニマル」のチョコっぽいね。

女性編集部員B:高カカオチョコレートって感じ。意識の高い味がする。

全体的には高評価!嬉しい~!筋力と時間を使ったかいがあったよ…っ!


■ポイント
作業中の注意点は

・フードプロセッサーがあれば使うべし(時間短縮)
・湯煎中、チョコレートに水気が入らないよう注意
・湯煎中、お湯の温度が低くなったら再度温める
・ざらつきを少なくしたい場合は、出来るだけ頑張って擦る


といったところでしょうか。とにかく作業の大半が「擦る」ですから筋力、時間、気力との戦いになってくるかと…。

個人的に独りで本命向けに黙々と作るというよりは、友人やパートナーときゃっきゃ言いながら作るのに向いているなと思いました。もちろん、独りでやっても楽しいんだけどね!

これが

こうなって

こうなるんだから凄い

■ちなみに
約4時間もかけて作ったチョコレート。そのままプレゼントして「ふーん、カカオから?すごいね~」で終わってはもったいない。せっかくなら、ラッピング袋に作っている様子の写真を貼り付けておいてはいかがでしょうか。『このチョコは私が作りました』的な感じで。

愛が重い

また、姉妹サイト「えんウチ」でご紹介した100均の「動画が贈れるグリーティングカード」に作業中の動画を載せておく、3時間ひたすら擦り続けている動画データが入ったUSBメモリやSDカードをセットでプレゼントするといった案も出ました。流石にここまでやると狂気すら感じますが気持ちは伝わりそう!(多分)。

「カカオからチョコを作る」という体験が1,000円ちょっとで楽しめるカルディの「ビーン・トゥ・バー チョコレートキット」。今年のバレンタインはいつもより気合を入れてみては?
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