
集めて並べてみると、どれも見た目・名前ともにほぼ同じ。では味に違いはあるのでしょうか?食べ比べ、検証してみることに。
■ コンビニ“厚焼き玉子”を食べ比べてみた

結論から言うと、甘みが目立つのはローソンとファミマ、ダシの味が目立つのはミニストップとサンクスで、セブンは前者と後者の中間くらいの味わいでした。以上を踏まえ、各店の特徴を見ていきましょう。
◆ セブン-イレブン「切れてる厚焼き玉子」100円(税込、以下同じ)
比較的しっかりした、木綿豆腐のような食感。噛むとじゅわっとダシの旨みが広がります。

甘みと旨みのバランスの良い味付けで、タマゴのコクが引き立てられています。万人に受け入れられそうな味。

◆ ローソン「厚焼玉子」120円
なめらかな口あたりとぷりっとした食感、強めの甘みが特徴。

甘みが強いながらもあと味はさっぱりとしており、上品な仕上がり。酢飯に合いそう。

◆ ファミマ「切れてる厚焼玉子」131円
見た目にも背が高く、ふっくらとしています。

歯ごたえもふわっと柔らかで、たっぷりのダシを含み、非常にジューシー。あと味にかけ、強い甘みとタマゴの濃厚なコクが広がります。スイーツみたい…とまではいきませんが、キメ細かで、今回食べた5つの中では一番甘く感じました。

◆ ミニストップ「切れてる厚焼玉子」98円
ミニストップは、イオンのプライベートブランド「トップバリュ」のもの。

焼き目が薄く、プリンのように均一な色味をしています。気泡も少なく表面はなめらか。

見た目同様、口あたりもなめらかで、舌で抵抗なくつぶせるほどのやわらかさ。甘み・ダシの旨みともに濃く、お弁当に適していそうな味です。
◆ サンクス「切れてる厚焼玉子」131円
こちらは、サンクスのほかサークルK、アピタやピアゴなどのスーパーと共同のプライベートブランド「プライムワン」のもの。

セブン同様、しっかりとした木綿豆腐のような歯ごたえですが、さらに少し固め。齧った断面も、ざらりと荒々しい舌ざわりです。

ダシの旨みが強く、あと味まで濃厚。しっかりとした味付けなので、こちらもお弁当に適していそう。甘みが強いのが苦手な方におすすめ。
■ まとめ
甘みやダシ味の強弱はあれど、じゅわっとダシ汁がしみ出すジューシーさはどれも同じ。想像以上に本格的な味わいが楽しめました。100円程度とお手頃なので、自分の好みを探ってみてはいかがでしょう。
