
パイフェイスは2003年にオーストラリア・シドニーで誕生し、現在は世界7か国におよそ60店舗を展開する人気のパイブランド。ちなみにオーストラリアの人たちにとってパイ(とりわけミートパイ)は“国民食”ともいえるほどなじみのある伝統的な食べ物だそう。日本人でいうところのおにぎり的な存在なんですね!
さて、パイフェイスの主力メニューといえばもちろん、ミートパイをはじめとする数々のパイたち。今回日本にオープンする店舗でも、お肉や野菜がゴロゴロ入ったリッチなセイボリー(お惣菜)パイや、スイーツ系のデザートパイの数々がラインナップされています。

パイフェイスのパイは店名のとおり、キュートな“顔”が描かれているのが特徴。笑っていたり、ムムムな顔をしていたりとさまざまな表情を浮かべるパイたちですが、実はこれ、口の形で中身を表しているんですよ!
たとえば…
●お店の一押し「チャンキーステーキ」(390円/税別、以下同じ)
ごろっと大きめにカットした角切りのビーフを、味わい豊かなグレイビーソースで味付けしたフィリングが入ったセイボリーパイ。口の形が、ステーキ(Steak)の「S」になっています。

サクサクでほろほろ、繊細な食感で驚くほど軽いパイ生地は、噛むごとに1層1層のあいだからバターが香ります。たっぷり入ったビーフは柔らかくも噛みごたえがしっかりとあり、まるでステーキを食べているよう。ひと口めからしっかりブラックペッパーが効いたキレのある味わいで、クセになりそうです。

●筆者のお気に入り「チキンマッシュルーム」(390円)
筆者の個人的なオススメは、ホワイトソースにチキンとマッシュルーム、玉ねぎが入ったパイ「チキンマッシュルーム」。とろりと濃厚なフィリングがたっぷり詰まっていて、ポットパイのような一品です。ニコっと笑った口元はチキン(Chicken)の「C」を表しています。

じっくり煮込まれたホワイトソースは、コクがあってクリーミー。まろやかなうまみと程よい塩気が、バターの香るサクサクのパイと最強に合います。具材ひとつひとつが大きく、食べごたえも満点!

●嫌いな人はいないでしょ!「アボカドハンバーグ」(390円)
オーストラリアの店舗と同じメニューに加え、日本オリジナルのパイも登場します。たとえば「アボカドハンバーグ」もそのひとつ。ハンバーグとアボカドがデミグラスソースで味付けされた贅沢なフィリングが中に入っています。口元は、ハンバーグ(Hamburger)の「H」を表現。

(これ、自分に似てると思いました…)
サックサクの顔にかぶりつくと、ふわふわのハンバーグととろけるアボカドがお出迎え。ソースはコクがあって濃厚、スパイシーなチャンキーステーキと比べるとややマイルドな味わいです。ワンプレートの料理をぎゅっとひとつに凝縮したようなボリュームでお腹を満たしてくれます。
●和スイーツがパイに!「抹茶丹波黒豆」(290円)
香ばしい苦みが特徴の愛知県・西尾の抹茶を使った濃厚な抹茶クリームに、丹波種の黒大豆を合わせたフィリングが入っています。こちらは日本オリジナルのスイーツパイのひとつ。ちなみに顔はありません。

これ、抹茶の味がめちゃくちゃ濃い!かじった瞬間、抹茶のほろ苦さと深いうまみが口いっぱいに広がります。びっくりするぐらい、抹茶が本気。黒大豆のホクホクとした甘さも効いています。
このほかにも、見た目・味ともにさまざまなパイがラインナップ。提供されるパイの種類は次のとおりです。たくさんあって迷ってしまうという人は、ぜひジャケ買いならぬ“フェイス買い”を!自分に似た顔や、その日の気分に合った顔を選んでみて。
・セイボリーパイ(全9種) 各390円
クラシックミンスビーフ
チャンキーステーキ
チキンマッシュルーム
タンドリーベジタブル
じゃがいものクラムチャウダー
ペスカトーレロッソ
アボカドハンバーグ
グリル野菜のサルサ
あらびきソーセージロール
・スイーツパイ(全7種)
りんご 280円
ラムレーズンバター 280円
抹茶丹波黒豆 290円
ストロベリーチーズ 260円
チョコ&チョコレート 260円
カスタード 240円
あんバター 240円
●コーヒーにもこだわり
パイだけでなく、コーヒーにもこだわりが。日本人の好みに合うというコーヒー豆をオーストラリアから直輸入し、「パイフェイスブレンド」として提供されるそうです。
パイフェイスブレンドは、“なめらかで豊かな味わい”が特徴。カカオやリッチなビターチョコレートを思わせるような香りと、とろけるチョコレートのような味、かすかな酸味が楽しめるとか。

なお、明日(10月27日)オープンするラゾーナ川崎プラザショップは、テイクアウト専門店。11月19日には、渋谷のショッピングセンター「渋谷モディ」にイートインもできるフラッグシップショップがオープンする予定です。
渋谷モディショップでは“具だくさん”のスープなどのサイドメニューや、オーストラリア産ビールなどのお酒も提供されるそうですので、ランチやおやつにはもちろん、お仕事帰りにサクッと立ち寄る“ちょい飲み”にも利用できそう!

営業時間は、ラゾーナ川崎プラザショップが10時~21時。渋谷モディショップが9時~22時となっています。