最後に、焼いてももちろんおいしいのですが、別に焼かなくてもよかったな…と感じたものたちをご紹介します。

・トムヤムクンまん(140円/サンクス)


焼く前のトムヤムクンまん
焼く前のトムヤムクンまん

先日発売されたトムヤムクンまんでも焼きまんにチャレンジ。オレンジ色の生地で、エビ、マッシュルーム、玉ねぎ、たけのこなどの具材を包んだエスニック風の中華まんです。

レモングラスやナンプラーなど、トムヤムクンならではの風味がしっかり感じられます。細かく刻んであるので見た目にはわかりにくいけれど、具材がたっぷり入っていて歯ごたえもシャキシャキ。この食感がカリッと焼いた生地とシンクロすることはするのですが、トムヤムクンがそもそもスープ料理なので、硬さのある生地よりも柔らかい生地の方が相性は良さそう。

飲むように食べたいトムヤムクンまん
飲むように食べたいトムヤムクンまん

・北海道小豆のごまあんまん(120円/ローソン)

焼く前のごまあんまん
焼く前のごまあんまん

北海道産小豆「きたろまん」を100%使った、ローソンのごまあんまん。生地にも“黒ごまペースト”が練り込まれているそうで、色はほんのりグレーをしています。

カリッとした表面とモチッとした生地の歯ごたえは良いのですが、あんに油分が少ないからか、少々ポソッと乾いた口あたりになってしまうことは否めないかも。ただ、焼くことでゴマの風味がアップしているような気はします。

あんまんのおいしさは、ふわっと柔らかな生地と、しっとりしたあんこが絡み合う口どけ。焼くことによりカリッとした生地は口の中に長く残るので、生地とあんこが同時に溶け合うおいしさを感じたいならそのまま食べた方が良いかと。焼くと、いわゆる「おやき」的なおいしさは楽しめるんですけどね。

好みが分かれそう
好みが分かれそう

というわけで、肉まんやピザまん、カレーまんなど、ある程度の油分を含んだ中華まんなら何でも焼けばおいしくなることが判明。この冬はぜひ、ほんのひと手間で完成する「焼きまん」を試してみて!