ちなみに2013年には「抹茶アズキ」が、2014年には「バニラ&きなこ黒みつ」が発売されていますが、“抹茶×黒蜜×きなこ”の組み合わせは初めて。しかも今回は、これまでにない抹茶ソルベが使われているというから気になるッ!というわけで、えん食べ編集部でもさっそく食べてみました。
フタを開けると、天面にたっぷりとかけられたきなこソースがツヤリと輝きを放ちます。傷ひとつない艶やかなそれにスプーンを入れると、手ごたえはまるでキャラメルのようにしっとりなめらか!きなこ特有の粉っぽさはなく、手に伝わる触感からその濃密さがわかります。
きなこソースの下には、厚さ2センチほどのミルクアイスの層が。そしてその下には2~3ミリの黒蜜ソースの層が敷かれ、一番下が2センチほどの抹茶ソルベの層となっています。
きなこソースから抹茶ソルベまで、4層を贅沢にスプーンですくい上げて口に含むと…その瞬間、香ばしいきなこソースが鼻腔をジャック!そして味蕾(みらい)を支配するのは、抹茶ソルベのふくよかな旨みと苦み!(わかってたけど)おいしいーっ!!
これだけでもおいしいのに、さらに濃厚な黒蜜ソースがまろやかな甘みをプラス。それぞれが独立した味の完成度を誇る抹茶、きなこ、黒蜜を、コクのあるミルクアイスがやさしく包んでまとめ上げています!
抹茶ソルベは“ソルベ”とはいえ、とっても繊細でなめらかな舌ざわり。水っぽさや氷っぽさはなく、アイスクリームよりも多少シャリシャリ感があるかな?くらいなものです。ただ、少々溶けるのが速いかも。抹茶の味は濃厚だけれどスッと消えていくので、そのぶん食べたあとの口の中がもったりしません。しつこさのない口どけが、暑い夏にもぴったり!
また、抹茶ソルベの甘さはかなり控えめです。心地よい苦みと渋味が生きた本格的な味わいで、真の抹茶好きにこそ、ぜひ試してほしいと思いました。
本格的な和素材を重ねた今回のフレーバーは、まさに和風アイス『ジャポネ』シリーズの真骨頂。和スイーツにはうるさいよという人でも、これなら満足できるのではないでしょうか。みなさんも新作ジャポネを食べて、ひと足早い日本の夏、感じてみませんか?