企画名は「こんなドリンクあったらいいな♪」で、応募されたアイデアの総数は145点。その中から選ばれた1案をもとに、発案者の女子大生たちとキッコーマンが協力し、商品化に至った。商品は味や香りからボトルデザインまで、女子学生ならではの視点が盛り込まれている。
人気スイーツなど、結果として彼女たちに好まれたものはいくつも存在するが、“理想”と銘打ち、アイデアから彼女たちによって創られたものは珍しいのではないだろうか。
そんな商品をキッコーマンによる新作発表会で、ひと足先に飲ませてもらった。
■これが女子学生の“理想のドリンク”だ!
商品名は「花つぼみ ローズウォーター」。パッケージはドリンク自体のピンク色をベースに活かし、ラベルにはバラの花や蝶のイラストが描かれている。
名前の「花つぼみ」は、夢に向かって頑張る女性をこれから咲く花のつぼみにたとえ、日常の様々なシーンで彼女たちを応援する存在になるようにとの想いをこめ、女子大生によってつけられたとのこと。
■飲んでみた
想像以上にさっぱりとした飲み口で、甘さはかなり控えめ。しかし飲み下すと同時に、舌の上に花の蜜にも似た甘さが華やかに広がり、しばしそこに留まった。まるで、控えめながらも別れた後にはいつまでも印象に残る女性のよう…。
香りは鼻を近づけるとほのかにバラが香る程度。近くでのみひっそり香る甘さはまるで、また近づきたくなるいい香りのする女性のよう…。
■女子学生の理想とは
女子学生のアイデアと聞いて、甘みや香りの強い商品を予想していたが、それを裏切るさっぱりとした味わいに仕上げられていた。彼女たちが求めているのは強い香りやベタベタとした甘さではなく、ナチュラルな香りとほのかな甘さ。しかし通り過ぎたあとに、甘い印象をしっかりと残していく。
女子学生の“理想のドリンク”は、筆者の個人的な“理想の女性”にも近かった。つぼみから花ひらいても、そのようでありつづけてほしいと願う。