5月1日からイタリア・ミラノで開催されている「2015年ミラノ国際博覧会」。日本館は、“日本食”や“日本の食文化”を紹介する催しを行っています。

これに関連して、タキイ種苗は、日本在住の20~70代の外国人を対象に「日本食の素晴らしいところ」や「嫌いな日本食」についてのアンケートを実施。その結果が絶妙に興味深かったのでご紹介します!


意外?ナットク?外国人の「日本食」イメージとは
意外?ナットク?外国人の「日本食」イメージとは

● 日本食のイメージは“新鮮”で“ヘルシー”

まず「日本食の素晴らしいところ」について聞いてみると、1位は「食材が新鮮(77.7%)」、2位は「盛り付けが美しい(63.4%)」、さらに「カロリーが低くてヘルシー(58.0%)」「栄養バランスに優れ、健康的(58.0%)」が後に続くという結果に。

新鮮さや見た目の美しさ、体を気遣った調理など、日本食がもつ知恵や技などが特に高く評価されているようです。

海外の“日本食ブーム”も納得だね!
海外の“日本食ブーム”も納得だね!

また、「1週間(合計21食)のうち、日本食を食べる回数」を聞いたところ、平均10.9回と週の半分以上は日本食を食べていることがわかりました。外国人のみなさんの「郷に入っては郷に従え」精神もあるでしょうが、“日本食=ヘルシー”というイメージから、生活にもすんなり取り入れやすいのかもしれませんね。

● 外国人がオススメしたい日本食、1位は「寿司」ではなく「ラーメン」

さらに「自分の国の人におすすめ出来る、美味しいと感じる日本食」を聞いてみると、意外な結果が。

“日本食の代表”としてイメージの湧きやすい「寿司」や「天ぷら」「しゃぶしゃぶ」をおさえ、なんと「ラーメン(76.8%)」が堂々の1位に。次いで「寿司・刺身(73.2%)」「天ぷら(67.0%)」「お好み焼き(60.7%)」「カレーライス(56.3%)」と続き、「しゃぶしゃぶ(53.6%)」は6位。

ラーメンの中毒性ってなんなんでしょうね
ラーメンの中毒性ってなんなんでしょうね

また、7位には「お味噌汁(53.6%)」が、9位には「おにぎり(51.8%)」がランクイン。どちらも素朴だけれど、やっぱり日本人にとっての“ソウルフード”ですもんね。筆者も最後の晩餐には絶対に白飯とお味噌汁を食べようと心に決めています。

なんだかんだ言って、やっぱこれだよね
なんだかんだ言って、やっぱこれだよね

ちなみに筆者、「外国人に親しみのある日本食=すき焼き」というイメージを持っていたのですが、すき焼きはランク外でした…みなさんの予想は当たっていましたか?

● 発酵食品は不動の“嫌われ者”?

一方で「嫌いな日本食」についての質問には、(やはり)「納豆」や「漬物」といった発酵食品をあげる人が多くいました。また、おすすめの日本食にもランクインしていた「寿司・刺身」や「生卵」が上位を占めるなど、“生食”文化に抵抗がある人もいるようです。

でも私は大好きだよ、納豆…!
でも私は大好きだよ、納豆…!

● 好きな野菜は“甘~い”アレ

また、「日本で食べて美味しいと感じた野菜」について聞いてみたところ、トップには「さつまいも(63.4%)」がランクイン。次に「トマト(58.9%)」と「カボチャ(50.0%)」が続きました。

ほっくほくの焼き芋、おいしいですよね~
ほっくほくの焼き芋、おいしいですよね~

主な理由について、さつまいもは「新鮮だから」「日本独特の味がするから」「色合いがキレイだから」、トマトは「新鮮だから」「甘いから」「みずみずしいから」、カボチャは「栄養が豊富だから」「新鮮だから」「安全だから」など。新鮮さや安全かどうかは個体によるのでは…とも思いますが、きっとみなさん、日本に来てフレッシュでおいしい野菜を食べて気に入ってくれたのでしょう!

ちなみに「日本の野菜を使った料理で好きな食べ物」を聞いてみると、1位は「サラダ」、2位は「カレーライス」、3位は「お好み焼き」という結果になったそう。加熱などはせず、素材そのものの味を活かした食べ方がお好きということでしょうか。

ヘルシーだしおいしいし、言うことなし!
ヘルシーだしおいしいし、言うことなし!

いかがでしたか?想像どおりの結果もあれば、意外な回答もあったのでは?外国人の方たちの目線を通じて、私たちが普段あたりまえに食べている日本食の魅力に改めて気づくことができたのではないでしょうか!