平日の昼間にクラブで食べるランチとはどんなものなのか?そこにはどんな人たちが集まっているのか?気になるイベントを調査しに行ってきました!
■ヒルダンスにやってきました
ヒルダンスが開催されるのは、渋谷駅から徒歩3分のところにあるクラブ「OTO(おと)」。1階にカレー店「上等カレー」があるビルの5階です。
エレベーターを降りると、ドアの奥から音楽が漏れ聞こえてきます。
ドアを開けるとすぐに、受付も兼ねるバーカウンターが。
まずはこちらで入場料を払います。当日券は1ドリンク付き1,500円(税込)。前日までなら Web サイトで前売り券も購入でき、そちらは1ドリンク付き1,200円となっています。
ドリンクは種類豊富なカクテルなどのアルコールがメインですが、もちろんソフトドリンクも。昼間だし...とウーロン茶を選びましたが、周囲を見渡すとアルコールを飲んでいる方もちらほら。なお、2杯目以降は全ドリンク200円 OFF の価格で提供されるそう。
店内は窓から差し込む自然光で明るく、奥のブースでは DJ がゆったりしたテンポの音楽をつないでいます。お客さんの中にはスーツ姿の人や、おなかのふくらんだ妊婦さんの姿も。昼間、禁煙のイベントならではの風景です(※イベント中、店内は禁煙)。
そしてタバコの煙の代わりに店内にただようのは、スパイシーなカレーの香り&ごはんの炊けるふくよかな香り。店内を観察しながらも、つい意識がそちらに引き寄せられます。
■ランチメニュー「ラフティーカレー」と「コールスロー」を食べてみた
提供されているメニューは「ラフティーカレー」(500円)と「コールスローサラダ」(100円)のみ。社員証または名刺を提示すると、コールスローサラダは無料なります。屋台のように、注文とともに代金を払い、その場で盛り付けてもらうスタイル。
◆ラフティーカレー
まるごとの玉ねぎがごろんと入ったラフティーカレー。フライドオニオンが散らされています。大きめのお皿で、ボリュームたっぷり。
香りはスパイシーながら辛さは控えめで、コクと甘みが前面に出ています。豚バラはトロトロに煮込まれ、玉ねぎは芯まで柔らかながらシャキッとした食感の残された絶妙な火通し。フライドオニオンはサクサクを楽しむもよし、ルーを吸わせたしっとりを楽しむもよし。じんわり染み出る油がたまりません。
◆コールスロー
盛り付けられたキャベツは、そのままだとピクルス。お好みでマヨネーズを加えてコールスローに仕上げてくださいとのこと。
カレーでこってりした口の中を、きゅっとした酸味でさっぱりさせてくれるコールスロー。カレーとバランスよく交互に食べたり、途中でマヨネーズを追加してみたり、ナイスなつなぎとミックスで自分だけのダンスフロア(口内)を盛り上げることができます。
■でも、どうしてランチタイムにクラブイベントを?
カレーが美味しいとわかったところで、主催者の KAZUHIRO ABO さんとタイチさんに、ヒルダンスを開催した理由を質問してみました。
えん食べ:平日のランチタイムにクラブイベントを開いたのはなぜでしょうか?
ABOさん:「新しいお昼の楽しみ方を考えたときに、平日の昼ってクラブイベントがないなと思いつきました。昼間のオフィス街なら、特定の音楽が好きな人だけでなく、ランチを食べにだったり友達に連れられてだったり、いろんな人が集まって楽しい場になるんじゃないかと思ったんです」
タイチさん:「僕は、ひとりでスマホを見ながらランチをしている人を多く見かけて、もったいないなと思っていて。身近な人とのランチの機会を作れたらと考えました。また、流行っている街コンや合コンなどよりも、自然に人が知り合う場を提供できたらと思っています」
流れる音楽や食べるものなど、場にいる人とさまざまな“共有”ができるヒルダンス。同じ鍋のカレーを食べることで親近感がわくのか、初対面の人とも気軽に話すことができました。そしてランチの後には音楽に身を委ね、リラックス。今までと全く違う新鮮なランチタイムを過ごすことができるイベントでした。次はお酒に挑戦してみたい!
開催時間は11時から14時30分まで。なお、次回以降ヒルダンスが開催されるのは4月の21日と28日で、それ以降の開催日は未定とのこと。