そんなわけで今回ご紹介したいのは、石垣島にあるジェラートが人気のカフェ「ミルミル本舗」で見つけた実力派メニュー「ミルミルチーズバーガー」だ!

●ロケーション最高のミルミル本舗
ハンバーガーについてお伝えする前に、ミルミル本舗の所在地をお教えしたい。石垣市新川の小高い丘の上にあるお店は、一面グリーンに広がるテラス席(というかもはやお庭)から、コバルトブルーに輝く海が一望できるという最高のロケーションに位置する。たとえ一人で来ていても思わず「ウワッホ~!」と叫んでしまうほどの絶景がそこにはあるのだ。
店の中にもテーブル席はあるが、天気の良い日はぜひ外のベンチで食べることをオススメしたい。ただただ広い空と青い海を前にすれば、心も胃袋も自然と開放的になり、食事がいっそうおいしく感じられるだろう。

●店内は「道の駅」みたい
店の中では、石垣島産のラー油やミルクジャム、“化石サンゴ”を使って焙煎したというコーヒー豆なども販売されている。カフェのはずなのだが、あまりにも取り扱い商品が多く、ちょっとした「道の駅」のようだ。


ちなみに、営業時間は「10:00~ 夕日が沈むまで」。時計の針に追われるのではなく、自然の営みに寄り添って生活している感じがとても素敵だ。

●ウワサの絶品ハンバーガー
看板メニューは、伊盛牧場のしぼりたてミルクと石垣島の太陽を浴びて育ったフルーツを使った“濃厚ジェラート”。だが今回のお目当ては、知る人ぞ知る絶品ハンバーガーだ。

石垣牛のパティを使った絶品ハンバーガーは、「ミルミルバーガー」(470円)と「ミルミルチーズバーガー」(520円)の2種類。今回筆者は、店員さんオススメの「ミルミルチーズバーガー」をチョイス。が、やっぱり看板メニューのジェラートも食べたいな…ということで、ジェラートとドリンクが付いて1,100円というお得なセットを注文した。
程なくして登場したミルミルチーズバーガーは、高さ10センチはゆうにありそうな超分厚いハンバーガー!レタスとチーズのあいだにどっかりと鎮座した激厚パティは、ふてぶてしさすら感じさせる堂々とした存在感。相当な食べごたえを予感させる。

あまりの厚さに「かじりつけるかな?」と一瞬思ったが、バンズがふかふか柔らかいので、手で少し押しつぶしてかぶりつけば問題なし。

パティを思い切りほお張ると…こんなにごっついのに口あたりはふわっと柔らかく、肉汁たっぷりで中はしっとり!そして、噛むほどに肉を味わう喜びを感じさせてくれるビーフ100%のうまみ!粗めにみじん切りされた玉ねぎもたっぷり混ぜ込まれていて、シャクシャクの食感が口の中で軽快なリズムを刻む。
ケチャップとマスタードの味付けに加え、ふかふかもっちりのバンズとまろやかなチーズが肉のおいしさをぐぐっとアップ。シンプルな組み合わせだからこそ、肉のおいしさがダイレクトに伝わってくる。これぞまさに“お手本”ともいうべき王道ハンバーガー!

●デザートにジェラートを
ハンバーガーを全力で堪能し尽くしたので、レジカウンターへ戻って好きなフレーバーのジェラートを2種類チョイス。今回は1番人気という「ミルク」と、石垣の塩に黒糖を組み合わせたというしまんちゅなフレーバー「塩黒糖」をチョイス。


さっそく食べてみると…さすがは看板メニュー、(当たり前だが)おいしさも超一流!塩黒糖は、口に入れた瞬間ほのかにしょっぱく、すぐあとから黒糖がやさしく広がる。一方のミルクはコクがあるのにさっぱりしていて、乳独特のくさみがまったくない!
筆者は普段あまり「ミルク味」を好んで食べないのだが、これならいくらでも食べられる。いわゆる「バニラ」と違って卵は使わずミルクがベースになっているため、バニラよりも後を引かない、すっきりとした甘さに仕上げられているのだ。
さらに2つのフレーバーを混ぜこぜにして食べると、塩気が黒糖とミルクの甘さを見事にまとめ上げ、口の中で贅沢なスイーツへと変貌を遂げる。初夏の訪れを、ミルミル本舗のジェラートとともに迎えられて本当に良かった…!

おいしさもロケーションも五つ星のミルミル本舗、石垣島を訪れた際には観光時間を割いてでもぜひ立ち寄ってほしい。なお、実は石垣空港内にもミルミル本舗が出店しているのだが、絶景を眺めながら味わうハンバーガーとジェラートは比べものにならないくらい格別なので、絶対に本店で食べることをオススメする。

住所:沖縄県石垣市新川1583-74