● オリジナルパンケーキハウスって?
オリジナルパンケーキハウスは、米国オレゴン州ポートランドで1953年に創業した、老舗パンケーキチェーン店。全米に124店舗が展開されています。日本1号店「吉祥寺店」は2013年6月にオープン、長い行列ができました。
看板メニューは、ジャーマンパンケーキ(ドイツ風パンケーキ)「ダッチベイビー」。ほか、さまざまなパンケーキや、ワッフル、クレープ、卵料理などが提供されています。
そして今回オープンする原宿店では、新たにディナーメニューとアルコールメニューの提供が開始されるのです。
● やっぱり「ダッチベイビー」が好き
「ディナーメニューが…」とか言いつつ、やっぱりオリジナルパンケーキハウスに来たら「ダッチベイビー」は食べなきゃ。
ダッチベイビーは、オーブンで深皿のような形に焼き上げられたジャーマン生地に、ホイップバター、レモン、粉砂糖をたっぷりとふりかけて食べます。生地の外側はカリカリ、内側はとろっとろ。レモンの酸味が後味をさっぱりさせてくれます。
甘さが足りなくなったら、メープルシロップをかけて!レモンとあわさって、濃厚な甘酸っぱさを楽しめます。
実は、少しリニューアルされているそう。ちょっとフチが高くなって、生地は厚めになったそうです。以前よりももっちり感があって、食べ応えがアップ。また、冷めてしまってからの味わいが格段によくなっているので、あせらずに食べられます。もちろん、焼き立てのおいしさは言うまでもないのですが。
● スイーツはアメリカンサイズだけどいっぱい食べたい!
ダッチーベイビーしかり、同店のスイーツはかなりボリューム多め。でも、おいしいから、たくさん食べたくなります。
ユニークなパンケーキ「アップルパンケーキ」もおすすめ。これ、パンケーキというよりも、アップルパイにしか見えません。ダッチベイビーと同じジャーマン生地の中にはリンゴが入っていて、上にもシナモンがピリッときいたリンゴが盛りだくさん!果汁のうまみがじゅわっとしみ込んだモチモチ生地が新鮮です。
● ディナーメニューはワインとともに
先にパンケーキを楽しんだところで、いよいよ、今回のお目当て、ディナーメニューを頂きます。アメリカの店舗では提供されていない、日本オリジナルなのだとか。
メインは、ストウブ鍋を使ったアツアツのグリルメニューです。なかでも「骨付きスペアリブ バーベキューソース」は、ぜひディナーのメインにすえて欲しい一皿。
メニュー名の通り、骨付きスペアリブを豪快に焼き上げたメニュー。湯気からただよう香りが、食欲を刺激します。ほろほろに柔らかくなるまで火が通った肉は、軽く引っ張るだけですっと骨から離れていきます。バーベキューソースのほのかな甘みも絶妙。あっという間に食べきってしまいました。
と、お肉を食べていると欲しくなるのがお酒。メニューを見ると、ワインがたくさんそろえてありました。やっぱりお肉には赤でしょう。筆者は赤のグラスワインを注文したのですが、これがかなりおいしくて驚きました。どっしりとボディを感じる味わい、ピリッとくる辛さが、肉料理にピッタリ!「グラスだしな…」とあまり期待はしていなかったけれど、見事に予想を裏切られました。ビールもありますが、ぜひワインとともにお肉を味わって。
さて、料理に戻りましょう。アペタイザー(前菜)の「フレンチフライ」や「4種のチーズの盛り合わせ」も、ワインが飲みたくなるラインナップ。インパクトある「丸ごと玉ねぎのマリネ」も、バルサミコ酢のまろやかなうまみがワインにピッタリです。見た目ほど柔らかくなく、食感も残っているので、サラダを食べているみたいでした。
● 夜景も楽しめる好立地
原宿店では、ほとんどの客席が窓に面しているので、景色を眺めながら食事を楽しめます。もちろん、夜にはすてきな夜景を。
洗練された空間ながら、ムーディーすぎないカジュアルな雰囲気なので、気軽に入れるのもポイント。一人でゆったりと座れるカウンター席もあります。もっとも、一人で食べるにはかなりお腹を空かせて行かなきゃ!な料理のボリュームですけどね。

ちなみに、ディナータイムでもパンケーキは注文できます。キラキラ輝く夜景を眺めながら、夜カフェなんてのも良さそう。筆者的には、お酒も飲めるのが嬉しいところ。ワインとパンケーキ(特にアップルパンケーキ!)の組み合わせは幸せです。
オリジナルパンケーキハウス原宿店は、3月27日11時にオープン。普段の営業時間は10時から22時まで(ラストオーダー21時)、ディナータイムは17時からです。席数は80席あるそうですが、しばらくは行列ができるかな?
住所:東京都渋谷区神宮前六丁目28番6