
◆蒙古タンメン中本を目指せ!
店舗は、池袋駅西口から程近いビルの4階にある。“激辛”でおなじみ「蒙古タンメン中本」のすぐ近くなので、ここを目指すと良いだろう。
到着したらまず、受付で3,240円を支払い、酒器を選ぶ。個人的には、色も楽しめる透明なものや白いものがオススメだ。途中で違う酒器に交換することも可能。同じ銘柄を別の器で飲んで、味わいの違いを感じてみるのも楽しいかもしれない。

◆レア銘柄を探せ!
酒器を手に入れたら、日本酒のもとへまっしぐら!好きなものを自分で注いで、ひらすら飲むのみである。用意されている銘柄は常時100種類。首都圏ではあまり流通していないものが多く、随時入れ替わるそうだ。シーズンだからか、この日は生酒も多かった。

瓶には数字を書いた札がぶら下げてあり、順番に並んでいる。この数字は、店内で配布されるリストとあわせてある。例えば、リストを見て飲みたい銘柄があればピンポイントで探せるし、飲んだ銘柄をメモするのにも便利だ。

また番号札には、「淡麗辛口」は緑、「濃醇甘口」は青といった具合に、味わいの目安となるシールが貼ってある。好みの系統があれば参考になりそう。


このラベルがかっこよくて好きなんですわ


そうそう、ちゃんと酒燗器もある。温度計も用意されているので、責任を持って好みの温度に燗しよう。

◆料理を調達せよ!
料理は持ち込みが基本。もちろん持ち込み料はかからない。自分の好きな料理と日本酒のマリアージュを心置きなく楽しもう。途中退室も可能なので、足りなくなったら周囲の百貨店やコンビニまで買い出しに行ける。

なお、箸や紙皿、刺身などに使えるしょうゆは用意されている。電子レンジや湯沸し用のケトルも無料で貸してもらえるそうだ。

ちなみに、店側でも軽いおつまみが用意されている。ラインナップは「富山湾ほたるイカの素干し」「十勝クリームチーズの甘口酒盗がけ」「ヤ・ミ・ツ・キくんたま」(各200円)など、酒が進むものばかりだった。2軒目以降で利用するならこれでもいいかな。


◆「水でカンパイ」!?
飲んで食べて喋って飲んで飲んで飲んで…。いろいろな人にオススメを聞きながら飲みまくっていると、「水でカンパイ」コールがかかった。読んで字のごとく、客全員が水で乾杯する時間。1時間に1回行なわれるらしい。
アルコールを分解するには大量の水が必要となる。瓶から直接日本酒を注いでいると飲んだ量も分からなくなるし、ついつい飲みすぎてしまいがち。最後まで楽しく飲むためにも、二日酔いを防ぐためにも、飲酒時の大切な相棒「水」をしっかりと飲もう。
KURAND SAKE MARKET は、そうそう見かけない“レア銘柄”も思う存分楽しめる、日本酒好きにはたまらない空間だった。きっと訪れるのは日本酒が好きな人ばかり。一人でも、周囲の人と日本酒について語りながら楽しく飲めそうだ。

店舗所在地は東京都西池袋3-27-3 S&Kビル4階。営業時間は17時~23時(ラストオーダー22時)、席数は約40席(スタンディング)。貸し切りも可能(要相談)。全席禁煙。
※表記価格は税込み