
でも、凝ったものを作る時間もないしなぁ…そんな思いを巡らせていたら出会ったのが、少し前にネットで話題になっていた「とびだせ!おすし」。“寿司ゲタ”の形をした調理グッズで、これを使えば誰でも家庭で手軽にお寿司が握れちゃうという次世代アイテムです!
そこでえん食べ編集部では、これを応用した「スイーツ寿司」を作ってみることにしました!何やら海外でも、フルーツなどをのせたデザートお寿司なるものが人気だというウワサも聞いたことがあるので、おしゃれかなって。

◆“シャリ”はレアチーズ、“ネタ”はイチゴなど
まずは材料を用意します。シャリ部分には、冷蔵庫で冷やしてつくれる“レアチーズケーキ”に決定。今回は、牛乳と混ぜて冷やし固めるだけの「森永 レアチーズケーキ ミックス」を使うことに。
続いてネタを用意。見た目や食感で、それぞれ本物の寿司ネタをイメージした食材を集めてみました。
まぐろ→イチゴ
イカ→マシュマロ
サーモン→ドライフルーツ
エビ→かっぱえびせん
穴子→バナナ with 黒蜜
ウニ→イチジク
海ぶどう→粒あん
いくら→クランベリー
ほたて→バニラアイス
玉子→ドライマンゴー

◆枠型に生地を流し入れる
材料がそろったら、さっそく握っていきます。
レアチーズケーキの粉と牛乳を合わせて混ぜ、それをにぎり寿司の型に抜かれた枠型(10貫)に流し入れます。このとき、枠型の下にはまな板や天板などを敷いておきます。少しでも隙間が空いていると中から生地が漏れ出てしまうので要注意。


(チーズは後で美味しくいただきました)
型に流したら、1時間ほど冷蔵庫で寝かせます。これでもう7割方は完成!あとはネタをトッピングして、下から“お寿司”を押し出すだけです。
◆とびだせ!スイーツ寿司
およそ1時間後、冷蔵庫から取り出した10貫の“シャリ”に、それぞれのネタをのせていきます。そして押し型の上に型枠をのせ、ゆっくり力を込めて押し出すと…



出たーーー!スイーツ寿司10貫、へいおまちっ!! グッと押したら、にゅっと飛び出す何ともいえない快感!色とりどりのお寿司がきちんと整列しているさまはとっても可愛い!

さて、想像以上の見栄えにひとしきり感激したので、さっそく試食。基本的に合わない(美味しくない)組み合わせのものは入れていないのでどれも納得のプチスイーツに仕上がっていたのですが、中でも特に美味しかったものはというと…
3位 得票同数で「バニラアイス(ほたて)」と「イチジク(ウニ)」
色だけでほたてを再現したバニラアイス。たまたま冷凍庫に入っていたのでのせてみたのですが、チーズケーキのコクとバニラアイスの甘さがうまいこと重なり合って美味!これはきっとチョコでも抹茶でもなく、バニラが合う。
アイスに負けじと人気だったのが、肉厚感でウニを表現したドライイチジク。リッチな食感と芳醇な香りは、まるでフルーツ界のウニ!種のプチプチも良いアクセントに。

2位 意外性もプラスに!「粒あん(海ぶどう)」
和菓子好きの筆者がどうしてもラインナップに加えたかった粒あんは、やっぱり良い仕事をしてくれました!ほっくりとした甘さが、ほんのり酸味のあるレアチーズとベストマッチ。口の中でスッと溶けたあとに残るやさしいあずきの甘みが好印象でした。

1位 文句なしで「イチゴ(まぐろ)」
スタッフ一同、「やっぱり間違いないね」と文句なしのナンバーワンはイチゴでした。レアチーズの美味しさを引き立てるフレッシュな甘酸っぱさは、もはやレアチーズケーキと一緒になるために生まれて来たのではとさえ思わせるレベル!ちょっと贅沢に、ホイップクリームをトッピングしても良さそう。

そんなわけで、編集スタッフにも美味しく食べてもらうことができた手づくりスイーツ寿司。一見面倒そうですが、買い出しや冷蔵庫で冷やす時間をのぞけば30分足らずで作ることができます。簡単なので、お子さんと一緒に楽しく作ることもできそう!
今回はバレンタインのために活用した寿司ゲタですが、普段のちょっとしたお菓子づくりにも一役買ってくれそうです。…というかそもそもはにぎり寿司を作るためのものなので、買ったらぜひ(本物の)お寿司もにぎってみてくださいね!