
発売される商品は、「ハワイアン バーベキューポーク」「ロコモコバーガー」「ハワイアン パンケーキ ミックスベリー」「パイナップルパイ」「マックシェイク バナナ」の5種。バーガー2種、サイドメニュー3種だ。そのうち、マックシェイクをのぞく4種が先行販売されている。
・ハワイアン バーベキューポーク(単品390円)
「ハワイアン バーベキューポーク」は、四角いバンズが特徴。上から、ピクルス、コールスロー(千切りキャベツのサラダ)、ほろほろの豚肉、ポークパティがサンドされている。


かぶりつくと、強烈なスパイスの香り。ジャマイカ発祥といわれるスパイシーな肉料理「ジャークチキン」のような味わいの肉がゴロゴロと入っている。4時間以上煮込むことで柔らかく仕上げてあるという「カルアポーク」だ。中には、3~4cm ほどある大きな塊(かたまり)も見られる。多くのバーガーは平たいパティなので塊肉は新鮮だ。食べ応えがありすぎて、ポークパティの影が非常に薄い。なくていいのではと思ったが、バーガーを安定させるために必要だったのだろうか。

コールスローには、ニンジンやタマネギも入っている。しかし、全体的にカルアポークのスパイスが主張しすぎて、コールスローやバーベキューソースの風味が飛んでしまっているのが残念だった。
・ロコモコバーガー(単品390円)
“「ロコモコ」の味をそのままハンバーガーに仕立てた”という「ロコモコバーガー」。

包みを開くと、ふわっとチーズの香りがただよう。バンズに粉チーズがトッピングされているのだ。

具材は、上から順に、たまご、ビーフパティ、チーズ、ビーフパティ、細かくちぎったレタス。「マックダブル」にたまごとレタスが加わった、そんなイメージだろう。グレービーソースのおかげで、ロコモコらしさが出ている。チーズも相性がよい。またグレービーソースとあわせて「スィートレモンソース」というマヨソースのようなものもサンドされているらしく、少しテリヤキバーガーのような雰囲気も感じられる。全体的にまとまりのよい仕上がりだ。

ただ、ひとつ疑問がある。筆者の認識では、ロコモコとは、白米の上にハンバーグと目玉焼きをのせてグレービーソースをかけた丼のようなものだったはずだ。マックよ、米はどこへいった!発売される3月には、白米つきにならないだろうか(無茶)。
・ハワイアン パンケーキ ミックスベリー(420円)
気になって仕方のなかった一品、「ハワイアン パンケーキ ミックスベリー」。マックではプチパンケーキやホットケーキが販売されているが、筆者が知る限りこういったパンケーキは初めてだ。商品イメージ写真はかなりきれいに撮影されているのだが、実際の商品はどうなのだろう。
提供されたパンケーキは、予想を良い方向に裏切る仕上がりだった。店員さんが「おお、かわいいかわいい」と呟いていたほど。2枚のパンケーキと、マカダミアナッツをかけたソフトクリーム。ストロベリー、ラズベリー、ブルーベリーの3種を使った果肉入りソースが、ツヤツヤと輝いている。

だが見た目に反して、味は期待はずれだった。生地の食感や口どけは良いものの、味が薄いのだ。ソースやパウダーシュガー、ソフトクリームの助けを借りつつ食べることをオススメする。アレンジ次第だ。
・パイナップルパイ(100円)
「ホットアップルパイ」のパイナップル版が「パイナップルパイ」。半分に割ると、中から果肉入りフィリングがとろっと流れ出てくる。
フィリングの果肉はかなり柔らかく煮込んであり、繊維質が気にならない一方で、パイナップルらしさが損なわれている気もする。筆者はアップルパイの方が好み。ちなみに、同行スタッフには「酢豚のパイナップルが嫌いなので、これも食べません」と断られてしまった…。

・「食べるべき」ランキング
“ハワイアンメニュー”を食べてみた結果、えん食べ編集部による「食べるべき」ランキングは次のようになった。カッコ内は販売予定期間。
1位 ロコモコバーガー(3月上旬~3月下旬)
2位 ハワイアン バーベキューポーク(2月10日~3月上旬)
3位 ハワイアン パンケーキ ミックスベリー(2月10日~3月下旬)
4位 パイナップルパイ(2月10日~3月下旬)
??? マックシェイク バナナ(3月3日~3月下旬)
いずれも、“本場の味”かどうかはともかく、バンズや素材の組み合わせ方を工夫してあるという印象を受けた。期間限定の新商品としては当たりかと思われる。
※表記価格は税込、一部店舗では異なる可能性がある。