昨年からテレビやネットで話題になっている肉バル、レッドロック高田馬場店。ここの名物メニューは、“てんこ盛り”の「ローストビーフ丼」です。筆者もこれがどうしても、どうしても食べたかったのです。

けれど、お店には毎日多くのお客さんが押し寄せ、食べるためには長蛇の列を覚悟しなければならないとか…。


そうそう簡単には食べられないんだぜ…
そうそう簡単には食べられないんだぜ…

これまでにパンケーキ店フレンチトースト店など、うねる大蛇のごとき行列と戦ってきた筆者は「全然平気っしょ!」と余裕こいて高田馬場へと向かったのですが…これがえん食べ史上、最長の待ち時間を記録したのです…!

ということで今回は、レッドロック高田馬場店で「ローストビーフ丼」を食べるには何分並ぶ必要があるのか?そして、長時間並んでまで食べた「ローストビーフ丼」は果たしてどれほど美味しいのか?体を張って確かめて来た結果をお伝えします!

真冬だろうと年中無休で並ぶよ!
真冬だろうと年中無休で並ぶよ!

レッドロック高田馬場店は、高田馬場駅から歩いて5分ほどのところにあります。地図を見ながらフラフラと歩いていると、早くも遠くに長い列を発見。あれか…!

向こうの橋の上に見えてる
向こうの橋の上に見えてる

筆者より前に並んでいる行列人数はざっと100人!お店の外から道路を渡り、さらに川を渡って、橋のこちら側までずらーりと並んでいます。高田馬場という土地柄だけあって、比較的学生さんが多いよう。

筆者が並び始めたのは13時06分。さて、何分で店内に入れたかと言うと…

計測スタート
計測スタート

 30分後
30分後

1時間後
1時間後

2時間後
2時間後

3時間後、ようやくお店の目の前に!
3時間後、ようやくお店の目の前に!

入口直前で寸止め!このときすでに3時間以上が経過
入口直前で寸止め!このときすでに3時間以上が経過

そう。列の最後尾についてからお店のドアを開けるまで、なんと3時間20分かかりました!これは筆者が過去に並んだ行列の中でも最長記録。ふと振り返ると、筆者の後ろにも列はぐんぐん伸びており、常に100人前後は並んでいるような感じでした。

真冬の川沿いということもあり、寒さもひとしお。もし寒い日に並ぶなら、私からのアドバイスは2つです。ホッカイロや手袋など、とにかく防寒具を用意してください。また、長時間並ぶので暇つぶしになるものを持っていくといいでしょう。

ちなみに筆者の前後には、トランプをして遊ぶ人や、しりとりをしながら待ち時間を過ごす人たちがいて、とても楽しそうでした。筆者は同行スタッフが合流するまで1人で並んでいたのですが、心身ともにいっそう寒いので1人はオススメしません。

辛かった…  (※暇だったんで川と電車の写真撮りました)
辛かった…
(※暇だったんで川と電車の写真撮りました)

さて、ようやく暖かい店内に入ることができた私たち。オープンキッチンをぐるりと囲むカウンター席へと案内されました。

店内にはテーブル席もあります
店内にはテーブル席もあります

さっそく看板メニューの「ローストビーフ丼」(並850円・大盛り1,070円)と、「ステーキ丼」(並900円)をオーダー。16時半を回っていたけれど、ランチメニューも注文できました。並んでいるあいだに肉が無くならないか心配していたのですが大丈夫でした、よかったー!

もはやランチタイムではないけどランチメニュー
もはやランチタイムではないけどランチメニュー

注文後、程なくしてやってきたのは…

うお…おおおおお!!!
うお…おおおおお!!!

こっ、これは…!大盛りのローストビーフ丼は、噂に違わぬボリューム!ご飯が見えないほどモリモリと積み重ねられたローストビーフは、まさにレッド(赤い)ロック(岩)です!! 頂上には生卵とマヨネーズが鎮座。テレビや写真で見るより実物は迫力があります!!

並んだ者にだけ与えられる勲章のごとし
並んだ者にだけ与えられる勲章のごとし

並盛りと比べると、1.5倍くらいありそう!
並盛りと比べると、1.5倍くらいありそう!

1枚1枚が大きく、程よい厚みにカットされたローストビーフはとにかく柔らかい!ほんのり塩気があり、うま味もたっぷり。赤身なのでもたれにくく、アラサー女子でもぺろりと並盛りを完食できました!

いやむしろ、あまりにペロリすぎて正直、大盛りにすればよかったと後悔しています…そのくらいさっぱりしていて美味しいのです!

シンプルだけど家では作れない味  (写真は並盛り)
シンプルだけど家では作れない味
(写真は並盛り)

大盛りをぺろっと平らげた男性スタッフは、「こんな美味しいローストビーフは初めて!」と感激していました。ローストビーフを数えたら26枚もあったそうで(並盛りは19枚)、「こんなにたくさんローストビーフを食べたのも初めて」とのこと。そりゃそうだ!それでも不思議と、まったく飽きが来ないそうです。

その秘密は、トッピングの卵とマヨネーズにあり。

マヨネーズは、いつも食べているマヨの味とは全然違います!独特の酸っぱい匂いがなく、あっさり系。生クリームのようなコクの中に、サワークリームのような酸味もほんのり、さらにペッパーも効いています。ここに卵のまろやかさが加わり、ローストビーフと絡めて食べると超絶美味になるのです!そして最後まで飽きない!

卵とマヨネーズが味に変化を与えてくれる
卵とマヨネーズが味に変化を与えてくれる

一方「ステーキ丼」はというと、こちらも驚くほどの美味。レアなお肉は厚みがあるのにサクッと噛み切れるほど柔らかく、噛めば噛むほどジューシーなうま味が広がります!香ばしくて甘辛いタレがご飯に染みて、これだけでもばくばく食べられちゃう。

ローストビーフ丼が有名なレッドロックですが、ステーキ丼も絶対に食べるべき一品だと私は思います!友達とそれぞれを注文してシェアしてもいいかも。

お肉の美味しさが存分に楽しめる焼き加減
お肉の美味しさが存分に楽しめる焼き加減

肉と米、他にはなにもいらない
肉と米、他にはなにもいらない

いやはや、3時間待った甲斐がありました。レッドロックの肉どんぶりは、味・ボリュームともにケタ違い!満足度も高く、1度食べたらやみつき。また並んででも食べたくなります!

――とはいえ、並ばなくて済むならそれに越したことはないですよね。というわけで店員さんに比較的空いている時間を聞いてみたところ、なんと「今日はこれでも空いてる方なんです…」と!どんぶり1杯に3時間以上とは、某夢の国もびっくりの人気ぶり…レッドロック、恐ろしい子。

どうやらしばらくは、空腹がピークを迎える3時間ほど前から並んだ方がよさそうです。

夜はディナーメニューやお酒も充実
夜はディナーメニューやお酒も充実

※表記価格はすべて税込