ここでは、牧草で育った風味の良いオーストラリア産ビーフをレア(生)のまま揚げた牛かつが味わえるほか、牛かつと相性の良い「甲州ワイン」や、富士高砂酒造の日本酒とのマリアージュも楽しむことができます。

というわけでさっそく、えん食べ編集部の生肉食系女子(私)とちょい飲みマスターでお店に潜入してきました!
●渋谷駅から歩いて7分
石斛は、渋谷駅から東急ハンズ方面へ歩いて7分ほどのところにあります。センター街をズバッと抜けて行くのが1番近いかと。渋谷の人気焼肉店「ゆうじ」のすぐ近くといえば、おわかりいただける方もいるかもしれません!

店内には、カウンターとテーブル合わせて23席が用意されています。オシャレとカジュアルのバランスがちょうどいい雰囲気なので、女性1人でもさくっと食べに来れそう!ちなみにお店は完全禁煙です。

●看板メニューの「牛かつ」
石斛の看板メニューは何と言っても「牛かつ」。さっそく、ご飯・お味噌汁とセットの「牛かつ定食」(1,200円)でいただいてみることに!

きめ細かいパン粉を付けて揚げられた衣はふわっと柔らくてサックサク!驚くほど繊細で軽い食感です。脂っぽくなく後口もさっぱりしていて、なんだか揚げ物じゃないみたい。中の肉はジューシーで、噛むほどに深い旨みが広がります。

特筆したいポイントは、肉の厚みと衣の薄さのバランス。衣の軽い食感・香ばしさと、肉の歯ごたえ・旨みがお互いを引き立て合い、美味しさが最大限に引き出されています!
塩(岩塩)やソース、わさび、しょうゆなどをお好みで付けて食べるのですが、我々のイチオシは塩!衣の食感を損なわないので、最初から最後まで、味も食感もずーっと美味しいのです。

ちなみにこの牛かつ、たった1分で揚がるので、忙しいビジネスパーソンのランチにもぴったりなのだとか。同僚やお取引先とはもちろん、おひとり様でも気軽に利用できそうです。
●ちょい飲みには“こだわり”のおつまみ
ディナーメニューには、会社帰りにさくっと飲みたい「ちょい飲み」需要にぴったりのおつまみ各種も用意されています。

(写真は撮影用に盛り合わせたもの)
中でもオススメしたいのが「しっとりレバー」(500円)。レバーパテのようにしっとりなめらかな口あたりで、濃厚なのに臭みのない味わいは絶品。ワインとも良く合います!

このほかにも、「砂肝ポン酢」(450円)、「中東風ワンプレートサラダ」(1,000円)、「明太玉子焼き」(800円)、など豊富なラインナップ。2人以上なら、いくつかオーダーしてシェアするのも楽しそうです。
●飲んだあとのシメには、超レア「牛かつパーコー麺」
さて。お酒を楽しんだあとのシメに食べたいのが、ラーメンに牛かつをのせた「牛かつパーコー麺」(1,000円)。とんかつ(豚肉)を使ったパーコー麺が一般的ですが、牛かつのパーコー麺とは筆者も初体験です!

コシのある中太麺に合わされているのは、鶏ガラベースに煮干しや昆布、野菜のだしなどを加えた黄金色のスープ。油で揚げた牛かつの美味しさを活かすため、あっさりとした味に仕上げられているそうです。
ひとくち飲んでみると…何これメチャクチャやさしい味!あっさりとしただしの風味に、牛かつの脂から染み出た甘みと旨み、これはたまらん!

スープには隠し味に「五香」と「ハッカク」が合わされているそうで、ほんのりスパイシーな香りも感じられます。最後まで飽きない美味しさで、文字通り1滴残らず飲み干してしまいました!

ただしこのパーコー麺、こだわりのスープを仕込むのがなかなか難しいらしく、1日10食のみの販売とのこと。超レアメニューなので、食べられたらラッキーかも?…石斛さん、ぜひとも増産のご検討をー!(切実)
●牛かつが“さらに美味しい”国産ワインと日本酒
牛かつをより美味しく食べられるよう、相性を考えて用意されたお酒は「日本産ワイン」と「日本酒」。中でも店主の一押しは、赤ワインの「グランポレール北海道ツヴァイゲルトレーベ」(ボトル2,800円)。上品な香りとすっきりとした口あたりで、牛かつの脂分をさっぱり流してくれます。

ドリンクメニューにはほかにも、ビール、サワー、焼酎、ウィスキー、梅酒などのアルコールとソフトドリンク各種が用意されています。こだわりのお酒を牛かつで1杯やるなんて乙じゃないでしょうか。
店舗所在地は、東京都渋谷区宇田川町11-2 柳光ビル3F。営業時間は、平日11時45分~14時、および17時30分~22時。土日祝日11時45分~21時。
※表記価格はすべて税込