天馬のメインメニューは、カレーとカレーパン。特に口コミでも人気のカレーパンが気になっているのですが、まずはカレーを食べてお腹を満たしてから、カレーパンはお土産に買って帰ろう!ということでお店に入ります。
レトロな雰囲気いっぱいの店内は奥行きがあって広々。2人掛け用のテーブル席もゆったりとしたつくりで、思わず長居しちゃいそうです。ちなみに筆者以外にも“おひとりさま女子”の割合が高く、OL さんや学生さんのランチスポットとしても人気のようです。
さて、メニューに目を通します。カレーは全部で9種類。同店の定番メニューはビーフカレーとバターチキンカレー(各1,000円)、ボリューム重視のお客さんに人気なのはカツカレーと厚切りベーコンエッグカレーとのこと。迷わせてきますな…。
「冬はスープカレーが人気です」という店員さんの言葉で、今回筆者は、骨付きチキンとたっぷり野菜のスープカレー(1,200円)をいただくことに。続いて「辛さ」を選びます。
天馬では「普通」が一般的な“中辛”くらいの辛さだそう。編集部イチの辛いもの好きを自負する筆者は“辛さ3倍”の「中辛」をチョイスしました。万が一キャパを超える辛さだった場合に備えて、辛さを和らげてくれる甘いドリンク「ラッシー」(ランチドリンク/プラス150円)も追加。
オーダーから程なくして、スープカレーとラッシーが運ばれてきました。食欲をそそるスパイスの香り、早くもきてます。
まずはスープをすくって一口。…あ、これめちゃくちゃ美味しいタイプのやつだ。ピリッと舌を刺すような辛さがあるけれど、チキンや野菜から出た旨みとまろやかさもしっかりと感じられます。このツンデレ感、まさに理想的なスープカレー!
シャキシャキと食感の良いオクラやレンコンをはじめ、にんじん、ナス、かぼちゃなど10種類の野菜がたっぷり。中でもごろっと入ったじゃがいもは、粘りとホクホク感がスープカレーとよく合います。
さらに野菜をかき分けると、ごろりと骨付きチキンがお目見え!スプーンで簡単にほぐれるほど柔らかい身には、カレーの旨みと辛みがじゅんわり染み込んでいて、口の中でほろほろと溶けていきます。
チキンと野菜を惜しみなく使ったカレーはボリュームたっぷりですが、スープカレーなのでさらりと食べられて、完食しても胃が重たくなりませんでした。
ちなみに辛さを中和するために注文したラッシーですが、これがびっくりするほど濃厚!とろみがあって、ヨーグルトをそのまま飲んでるみたいです。濃厚な甘さのあとからほんのり酸味が追いかけてきて、カレーで火照った口の中をさっぱりクールダウンしてくれました。オススメです。
おまけに、プラス200円で「日替わりデザート」も追加しちゃいました。今日のデザートプレートは“クレームブリュレ”。マカロンとソルベ付きです。
このクレームブリュレがまた驚くほど本格的。カリッと香ばしく炙られた天面のカラメリゼに、バニラがとろけるインサイド。200円で付けられるデザートがこんなに美味しいなんて…
大満足でお店を出てから思い出しました。そうだ、カレーパンも買いたいんだった。
「ビーフカレー」「バターチキンカレー」「辛口キーマカレー」「とろ~り半熟卵カレー」(各250円)の4種類のうち、「ビーフカレー」と「バターチキンカレー」をひとつずつ購入。オフィスへ持ち帰ってみんなで食べてみます。
カレーパンって、揚げ衣のサクサク感と生地のふんわり感、噛んだときのモチモチ感のバランスが美味しさの決め手だと思うんですが、そのバランスが完璧です。もふもふと生地に歯をうずめるたび、鼻を抜けていく香ばしさも最高!しかもこれ、冷めても美味しい!!
「ビーフカレー」は、カレーに牛肉の旨みがたっぷりと溶け込んでいます。お肉の溶けた繊維が見えるほど!一方の「バターチキンカレー」は、2~3センチ角のチキンがごろごろ入っています。ピリッと辛いけれど、バターのおかげで後味はまろやか。辛さはどちらも「普通」くらいでしょうか。
さすがはカレー専門店のカレーパン。ほっぺたが落ちるほど美味でございました。カレーがたっぷり詰まっていてずっしりとボリュームがあるので、満足感も得られます。冬の寒い日には、揚げたてをはふはふほお張ってみては?