宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、新たな「宇宙日本食」の認証に向けて応募された108品目の食品を審査し、「みそ汁」や「しょうゆ」などの33品目を選定した。

審査基準は、保存期間が常温で1.5年以上あるか/ナトリウム量が1,000mg以下か/調理が簡単か、など食品としての適性のほか、宇宙食分科会委員の試食による味や食感などの官能評価もある。


いままでわかめスープ(左)はあったが、新たにマルコメのみそ汁(右)が候補に
いままでわかめスープ(左)はあったが、新たにマルコメのみそ汁(右)が候補に

いままで認証された宇宙日本食は28品目あるが、今回は「みそ汁」「しょうゆ」「切り餅」「ちりめん山椒」など、日本の伝統的な食品が新たに候補として選ばれた。これらが認証されれば、「白いご飯とみそ汁」「正月はしょうゆ餅」という日本の食卓が宇宙で再現できそうだ。

選定された食品候補は今後、JAXA が定める宇宙日本食認証基準に則り、各種試験/検査を実施したうえで、認証に向けた手続きを行う予定だという。