ただし片道約10時間のフライトは三十路の体にこたえます。そこで今回利用したのが、LCC 航空会社のビジネスクラス。だって片道破格の7万円からだっていうから…!というわけで今回は、Jetstar(ジェットスター)のビジネスクラス体験レポートをお届けします!
◆ラグジュアリー感あふれるラウンジ
まず感動したのが、ビジネス MAX というオプション料金を支払うと利用できるオアシスのような空間、カンタスグループのラウンジ。搭乗時間が案内されるまでの時間、ここで読書したりパソコンをいじったりしながらゆったりと過ごすことができます。
ラウンジには、自由に楽しめる軽食やアルコール類を含むドリンクが豊富にラインナップ。リキュールとジュースを組み合わせて、好きなカクテルを作ることもできます。
軽食もブッフェ形式なので、パンやコーンスープ、スナックなどが自由に食べられます。パンやスープは熱々が提供され、味も本格的なので、これから機内食が待っているというのに思わず食べ過ぎてしまいました…。
◆ウェルカムドリンクと機内食(ランチ)
さて、いよいよ機内へ搭乗。ビジネスシートに座るとすぐにウェルカムドリンクが運ばれてきました。ジュース、水、スパークリングワインが用意されています。
続いて機内食を選択。今回のメイン料理にはビーフ、チキン、ラビオリの3種類が用意されていました。その中から筆者はチキンをオーダー。
まずスターターのパンとスープ、サラダが運ばれてきます。ほかほかのパンとスープとは対照的に、サラダはシャキっと冷やされていて、野菜のフレッシュな食感も健在です。
続いてメイン料理が運ばれてきました。ふっくらジューシーなチキンに、とろみのあるあんかけ風ソースが合わされています。チキンの下にはマッシュポテトが、サイドにはパプリカやニンジンなどの野菜が添えられています。
ソースは意外にも優しい和風ダシの味で、チキンにもマッシュポテトにも良く合います。温かくて柔らかくて、機内食とは思えないほど本格的!最近の機内食ってこんなに美味しいんだなぁとしみじみ。
◆2度目の機内食(軽いディナー)
メルボルンに到着する数時間前に、軽めのディナーが提供されます。今回のメニューはキッシュまたはお寿司。筆者はキャビンクルーのお兄さんが「とても美味しいよ!」とオススメしてくれたキッシュをオーダーしました。
ほくほくかぼちゃのキッシュは、ピリッと辛いトマトベースのソースに付けていただきます。外側のパイ部分はサクッと香ばしくて、中はふわふわ。外国のお母さんが作ってくれる自家製キッシュのような、温かくてほっとする美味しさです。
味付けはマヨネーズで、洋風でした
ちなみに、機内でのお酒やソフトドリンクはもちろん飲み放題。たっぷり食べて、好きなだけ飲んで、貸し出される iPad でのんびり映画を観て…なんて贅沢な空の旅なのでしょう。
普段なかなか敷居の高いビジネスクラスも、LCC ならちょっと背伸びすれば手が届くというお手軽さ。寒い冬に心が折れそうになったら、思い切って赤道を飛び越えて、日本とは真逆の四季が巡るメルボルンを訪れてみては?
Jetstar 成田=メルボルン直行便は、エコノミーが片道2万9,000円~、ビジネスクラスが片道7万円~(燃油費などは別途必要)となっています。