往路に引き続き今回の復路編では、岩手、福島、栃木を通って東京へ向かう途中の SA グルメをご紹介する。
◆前沢 SA(岩手県)「じゃじゃ麺 」「前沢牛入りフランク」
岩手県といえば盛岡の冷麺やわんこそばが有名だが、実はこの「じゃじゃ麺」(570円)も盛岡を代表するご当地グルメ。うどん麺に味噌ダレ、そぼろ肉、細切りキュウリ、紅ショウガ、ねぎがトッピングされている。お好みでラー油と酢をかけ、上から下までごちゃ混ぜにしていただく。
麺は平たく、コシがあってもちもち!つるんと喉ごしのいいうどんだ。そこに、甘辛いタレが絡んで絶妙なあんばい。さらに紅ショウガがさっぱりと味を引き締めている。ラー油と酢があとからピリっと喉をつついてくるのも良い。
さらにもうひとつ、岩手といえば前沢牛でしょ!ということで、「前沢牛入りフランク」(360円)を食べてみたところこれがまた絶品!しっかりとした肉の味で、今までのフランクフルトの概念をあっさりとくつがえしてきた。
パリッとした皮に包まれた、プリッとジューシーな肉。ぎゅっと身が詰まったような噛みごたえがあり、歯を押し返すほどの弾力がある。かぶりつくと本当に勢いよく肉汁が溢れだしてくるので、紙ナプキンを用意しておいた方が良い。
◆国見 SA(福島県)「牛タン串焼き」
SA 自体は福島にあるのだが、ここではスナックメニューとして「牛タン塩焼き」(750円)が販売されている。筆者のように、うっかり仙台で牛タンを食べ損ねてしまった人にも優しい。
パックにたっぷり入って提供される牛タン。ジャーキーのように、噛めば噛むほど口の中に旨みが広がる。いい具合に塩気が効いていて思わずビールを飲みたくなるが、ドライブ中なのでもちろん我慢。せめて白いご飯が欲しい…!
◆佐野 SA(栃木県)「佐野ラーメン」
東京に着く前、最後に立ち寄った佐野 SA。ここで食べるのはもちろん、言わずと知れた栃木の人気グルメ「佐野ラーメン」だ。
カレーや丼物などメニューは豊富に用意されているが、やはり佐野ラーメンが1番人気のよう。今回筆者はお店オススメの「佐野ラーメン煮玉子入り」(720円)をチョイスした。
こうしてシメのラーメンを味わい、サービスエリア食べ歩きの旅は満腹のうちに幕を閉じた。
なお、肝心の秋田滞在時間はほとんどなかったのだが、人があたたかいことと、魚(特に旬の秋刀魚)が本当に美味しかったことは特筆しておきたい。地酒も絶品だった。
次回は新幹線でまっすぐ秋田へ降り立ち、じっくり食べ歩きをしようと心に誓った。