今日は、そんな絶品「ラクサ」が都内でも食べられるシーフードレストランをご紹介したい。シンガポール政府も公認という「シンガポール・シーフード・リパブリック」だ。

シンガポール・シーフード・リパブリックがあるのは東京・品川。だが今回は、隣駅の五反田にある同系列のカジュアルレストラン「シンガポール・シーフード・リパブリック ジュニア」へ足を運んだ。

店内に入り、注文したのはもちろん「カトンラクサ」(950円)。ちなみにカトンというのは、シンガポールの地名。ラクサは、それぞれの地域によって使われる具材や味が違うそうだ。

10分ほどして、大きなどんぶりになみなみと盛られたラクサが運ばれて来た。食べるものをエスニック気分へいざなう魅惑的な香りを放っている。

チリとココナッツミルクのスープに、パスタのような麺と、もやし、海老、玉子が合わされ、スープの後味にフレッシュさを加えるライムがトッピングされている。
とろみのあるスープを一口飲んでみると、舌にざらつきを感じるほど濃厚なココナッツミルクの深い甘みに、魚介の旨み、チリのスパイシーさが加わりめちゃくちゃ美味しい。

たっぷりチリが使われているはずなのだが、ココナッツミルクのおかげで全体がまろやかな味わいに仕上がっている。後からじわじわ攻めてくる辛みと、それを優しく包み込む甘みのバランスが絶妙で、スープを口へ運ぶ手が止まらない。

