つまり、各市区町村を代表するスイーツを毎日ひとつずつ食べ続けたとしたら、4年半以上もかかるということ。これってすごくないですか?中学生は高校生になるし、次のワールドカップが開催されるんですよ!(細かいツッコミは受け付けません!)
ということで、えん食べ編集部でも張り切って全国津々浦々の“ご当地スイーツ”を(勝手に)追いかけていきたいと思います!今回ご紹介するのは、青森県の野辺地(のへじ)町で見つけたご当地スイーツ「ジャステラ」。
ジャステラとは、昔から野辺地で飲まれているという健康茶「けつめい茶」をカステラ生地にブレンドして焼き上げ、中にカスタードなどのクリームをたっぷり詰めたもの。和・洋菓子の店「むらなか」で購入できます。ちなみに“けつめい”とはマメ科の一年草で、古くから薬草として親しまれてきたものだそう。
この“ジャステラ”という名前は、街づくりの一環として行われているジャズコンサートイベント「ホットジャズ イン のへじ」を応援するために付けられたものなのだとか。ジャズ+カステラ=ジャステラ、なんだそうです。
ショーケースに並ぶのは、「カフェ」「カスター」「抹茶」「ごま」の4種類のフレーバー。今回筆者は定番のカスタードと、人気フレーバーだという抹茶を食べてみることに。
ほわほわのカステラ生地を割ってみると、中からカスタードクリームがトロリ。この光景、食べる前からすでに美味しいです。
一口かじると、ほんわり柔らかな口当たりに思わず頬がゆるみます。けつめい茶がブレンドされているからか、生地にはほんのり、ごくごくほんのり香ばしい苦みがあるような気もしなくはないけれど、全体的にとてもスウィートな味わいです。生地が甘すぎないのも GOOD!
一方の抹茶フレーバーは、生地を割った瞬間にすがすがしい抹茶の香りがふわり。ほのかな苦みと抹茶の旨みがカステラ生地と合わさって、上品な「和」のお味です。
カステラだけだと口の中の水分が取られてぱさぱさしてしまいがちですが、ジャステラはクリームが“つなぎ役”となって全体をしっとりとまとめ上げてくれているので、食べやすさもニジュウマル!シンプルなので、コーヒーにも日本茶にも合いそうです。
まるで野辺地町という町のあたたかさが、そのままお菓子になったみたいなジャステラ。気持ちまでほっこりするような手作りの味と柔らかな食感で、筆者のすっからかんの胃袋をやさしく満たしてくれたのでした。