昔はよく食べていたのに、大人になったらめっきり食べなくなった菓子パンってありませんか?たいがい、安くてお腹にたまるもの。たとえば丸くて甘くて巨大なアレとか、白い生地に板チョコが包まれたアレとか…!
そんなパンたちに感謝の気持ちを込めて、「昔よく食べたのに大人になったら食べなくなった菓子パン」を思い出して挙げてみました!
◆編集部が選ぶ、郷里の母的パン
1.スイートブール平成元年ごろから販売されているスイートブール。口どけのいい生地に、カステラ皮をのせて焼き上げたものです。よくコンビニのパン棚の一番下に見かけませんでした?
今となっては食べどきが分からないほど巨大な菓子パンですが、思い出してみれば部活に明け暮れていた高校生の時分、週に1度はかぶりついていた気がします。
ほお張るとふんわりした口あたりで、中の生地はもっふもふ。やさしい小麦の香りが広がります。表面の薄い皮、ちょっとぺたつく感じとまったり甘い味がたまらないんですよね~!
あとスイートブールって、パンのフチに生地が垂れて薄焼きクッキーみたいになっているところが一番おいしいと思うんですがどうでしょうか?
トースターでちょっと焼くと、表面カリッと、中はふわっと、底はサクッとして小麦の風味も豊かになり、おいしさ2倍。ちなみにカロリーは1個あたり484kcalと、思ったほど高くはない…かも?
2.チョコチップスナック
平成4年ごろから販売されているチョコチップスナック。8本入りの細長いスナックパンです。さっくりと軽い歯ざわりの生地に、ほろ苦い粒チョコがたっぷり練り込まれています。
子どものころ、学校から帰ってきて食べるおやつといえばこれじゃなかったですか?テーブルの横をとおるたびに1本つまんで、気づいたら1袋なくなってるんですよね。ほんのり甘いソフトな生地と、ときどき当たるほろ苦いチョコの組み合わせがどストライクで好きでした!
もそっとした生地なので、コーヒーに浸して食べるのもおいしくておすすめです。
ちなみに、これをくわえた状態で息をスーハーすると呼吸がめちゃくちゃおいしくなりません?あと、袋を開けた瞬間のにおいがよすぎて一生嗅いでいられるのもチョコチップスナックあるあるですよね。
3.ホワイトデニッシュショコラ
25~30年前から販売されているホワイトデニッシュショコラ。ふわふわしっとりとした白いデニッシュ生地で、厚みのある板チョコを包んだパンです。
チョコがしっかりビターで、子どもながらに「大人の味だなあ」とちょっと優越感に浸りながら食べていた記憶があります。
常温のまま食べるとチョコはパキッと歯ごたえがあり、口の中でジワジワ溶けていきます。一方で、ちょっとトーストするとパンがサクサク香ばしくなり、中のチョコがとろけ広がるのが幸せでした。みなさんはそのままorトースト、どっち派でした?
4.ローズネットクッキー
以前『これ知ってる?』シリーズでもご紹介したローズネットクッキー。1993~1994年ごろから販売されているものです。
まるでバラの花のように、ねじった生地をくるりと巻いて焼き上げられた菓子パン。クッキータイプの生地は、うっすらとシュガーコーティングされています。
表面はザクッと香ばしく、中心はしっとりとした口どけ。オールドファッションドーナツに近いおいしさです。
これがけっこう高カロリーで、1個あたり529kcalあるんですよね。軽く1食分の食事くらいあります。でもおいしいんですよね~、学生のころはこれとおにぎりとか普通に食べてました。
5.ずっしり小倉デニッシュ
2004年ごろから販売されている菓子パン。デニッシュ生地に、粒あんをたっぷり詰め込んで焼き上げたものです。その名のとおり、手に取るとずっしりとした重みが。全長を計ったら20センチ近くありました。
層になった生地は分厚くてふわっふわ。ほお張るとマーガリンが香り、噛むたびに油分のコクがしみ出します。これがほっくりした粒あんと絡み合って広がる“あんバター”感(正確にはあんマーガリンですが)、たまりません!
このパンは温めると100倍おいしくなります。焦げないように気を付けながら、トースターで2~3分。デニッシュがサックサクに香ばしくなり、ケシの実もやや強めに主張してきて最高です。
あと、めちゃめちゃ牛乳に合いますよね!ヘルシー志向の人には豆乳との組み合わせもおすすめです。
いかがでしたか?菓子パンの記憶とともに当時の思い出が呼び起こされて、思わず胸がぎゅっとしてしまった人もいるんじゃないでしょうか。
心のアルバムをめくれば、そこにはいつもコスパのいい菓子パンがいたんですね。今は疎遠になってしまったけれど、かけがえのない存在。これからも世代を超えて育ちざかりの胃袋を満たしていってあげて欲しいと思います。
※たまたま全部ヤマザキのパンでしたが、ヤマザキの広告記事ではありません。