
オーストリアを代表するお菓子“ザッハトルテ”が、セブン-イレブンとファミリーマートでそれぞれ販売されています。
同時期に登場してはいますが、セブンとファミマではザッハトルテの味わいも食感もまったく別物。というわけで、それぞれの特徴と、食べ比べて感じた違いをお伝えします!

◆ セブンのザッハトルテ
チョコレート生地にあんずジャムをぬり、チョコレートフォンダンをかけてコーティングしたもの。価格は328円(税込、以下同じ)です。1食あたりのカロリーは261kcal。12月19日から25日までの期間限定。

外側のチョコレートコーティングは厚さ3ミリほどで、パリッと硬く、フォークを入れるとチョコにパキッとひびが入ります。舌の上で転がし溶かしながら噛むと「シャリシャリ」と軽い歯ざわりが。なめらかなチョコの口どけとの対比が楽しめます。

中のスポンジはふんわりしっとり、噛むとスッと溶ける口あたりのよさで、甘さはひかえめ。あんずの酸味とほんのりきいた洋酒の風味で、重たさを感じずさっぱりと食べられます。
構成要素はスポンジの割合が高いので、ふわっとした食感の印象が強め。

◆ ファミマのザッハトルテ
蒸し焼きでしっとり仕上げられたショコラ生地に、軽い口どけのチョコレートムースと濃厚でなめらかなチョコレートをたっぷりと重ね、チョコレートフォンダンでコーティングしたもの。価格は270円。1食あたりのカロリーは316kcal。

コーティングチョコはしっとりしていて、フォークを入れるともったり絡みついてくる濃密な感触が。ひと口ほお張ると、4層仕立てのチョコレートが時間をかけてじっくりと溶け、カカオの味が口いっぱいに広がります。

しっかりビターなチョコレートケーキに、隠し味の杏風味のソースがほのかな酸味とフルーティーな香りを添えています。こってり濃厚で食べごたえあり!このクオリティで270円はかなりの高コスパではないかと。

“チョコレートケーキの王様”ともいわれるザッハトルテ。セブンはややさっぱりと軽く、ファミマの方が層で攻めてくる分、よりどっしりと濃厚な味わいでした。みなさんのお好みはどちらでしょうか?クリスマス時期の、ちょっと特別なおやつにぜひ!