
コンビニのスイーツ棚を見ていると、商品名に「とろける」がつくものって多いですよね。数ある中でも人気上位に入る食感ですから、各社競うようにしてとろける商品を開発しているのかもしれません。
というわけで、記事執筆時点(2016年12月某日)でコンビニに並んでいた「とろける」スイーツ6品を食べ比べ。とろける度を「★」5段階で評価してみます!
◆「とろける」スイーツ食べ比べ
1、セブン「とろける杏仁豆腐」 セブン-イレブンで販売されているカップ入りスイーツ「とろける杏仁豆腐」(154円、税込、以下同じ)。混じりっけなしのシンプルな杏仁豆腐です。


すくったときに形をとどめているのがギリギリなくらい、ふるっふるやわやわ!ほんのわずかな上あごの圧だけでとろ~んと液体化して、さらりとのどの奥へ流れていきます。クリーミーですが甘さは控えめで、後味さっぱり。手作り感のある食感と杏仁の香りが本格的です。

とろける度★★★★★(ほぼ液体!)
2、ローソン「とろけるエクレア」 ローソンのチルドスイーツ「とろけるエクレア」(140円)。香ばしく焼き上げたシュー生地の中に、“きよら卵”を使ったカスタードと牛乳、ホイップを合わせたクリームが詰まっています。表面はビターチョコでコーティング。


ご存知のとおり生地はとろけません(口どけはいいけれど!)。とろけているのは中のクリーム。かぶりつくと、たっぷりのトロトロクリームが口いっぱいにあふれ出します。まろやかなコクがチョコのほろ苦さと溶け合って美味!

とろける度★★★☆☆(生地はとろけない)
3、ローソン「とろけるティラミス」 ローソンからもう1つ、「とろけるティラミス」(280円)。北海道産マスカルポーネ、クリームチーズ、北海道産生乳を使ったクリームで仕立てたティラミスクリーム、コーヒーをたっぷり染み込ませたビスキュイを重ねてあります。香りづけにほんのりマルサラワインを加えてあるそう。


ふわふわのクリームはもちろんですが、コーヒーでひたひたになったビスキュイも極上の口どけ!それぞれの層がそれぞれにとろけて、口の中に甘みや苦みが時間差で溶け広がります。専門店レベルのおいしさ。

とろける度★★★★☆(ビスキュイの口どけもいい)
4、ファミマ「大きなとろけるティラミス」 ファミリーマートからは、ファミリーサイズの「大きなとろけるティラミス」(598円)がエントリー。イタリア産マスカルポーネを使ったティラミスムースと、コーヒーシロップを含ませたビスキュイを重ねてあります。クリームとココアがたっぷりトッピング。


ココアやコーヒーの苦み、マスカルポーネのコクがしっかり感じられます。クリームやビスキュイなど、全体的に「とろとろ」というよりは「ふわとろ」といった印象。ローソンのティラミスと比べると、ローソンの方がビスキュイがひたひたで、口の中で溶けるのがやや速いかも。

とろける度★★★★☆(“ふわとろ”寄り)
5、ファミマ「窯焼きとろけるプリン」 シンプルでベーシックな味わいが人気のファミリーマート「窯焼きとろけるプリン」(150円)。北海道産純生クリームを使ったプリンは、焼きムラができないよう、じっくりと蒸し焼きにしてつくられています。


表層部だけぷりっと、やや硬めに焼き上がっていますが、そのすぐ下のプリンはゆるゆるトロットロ!試しに噛まずに飲んでみたら難なく飲めました。後味にたまごの風味が強く残ります。

とろける度★★★★☆(カスタードクリームみたい)
6、ファミマ「ほろにが珈琲ゼリー」 最後の1つは、ファミリーマートのRIZAP(ライザップ)監修スイーツ「ほろにが珈琲ゼリー」(198円)。商品名のサブタイトル「とろけるクリーム」を拾ってラインナップに加えました。


天面にはほわほわのクリームがたっぷりで、ひと口めはコーヒーゼリーまでたどり着きません。取り急ぎクリームだけほお張ると、一瞬でふわっと溶けていなくなりました。確かにトロトロです!
ぷるりと程よい弾力のコーヒーゼリーは、ちゅるん!とのどごしさわやか。しっかりビターで、まろやかなクリームと口の中で混ざり合う瞬間が至福。

とろける度★★★☆☆(クリームはとろっとろ!)
◆結論
今回の優勝は…セブンの「とろける杏仁豆腐」とさせていただきます!ほかのスイーツはクリームがとろけているものが多かったのですが、クリームってそもそも液体なので、そこで勝負していないのにここまでトロトロの杏仁豆腐は相当優秀と判断しました。とろけたい方はぜひともお試しください。
※今回ご紹介した商品は、店舗により取り扱いがない場合があります