普段は従業員しか食べられない“まかない”。人気店や従業員のそれだと、なおさら気になりませんか?
都内の人気日本酒バル「青二才」では、期間限定で“まかないハヤシライス”を一般客にも提供中。メニューはハヤシライスです。豚の角煮(ランチの定番だそう)をつくる際、塊が見えないくらいトロトロに煮崩れてしまった部分で“こっそり”つくっているのだとか。今回は、その特別版が「えなハヤシ」(ランチ880円)として提供されています。
えなハヤシは、店主の出身地でもある岐阜県恵那市のご当地メニュー。ハヤシライスの生みの親・早矢仕有的さん(諸説あります)ゆかりの地であることにちなみ、開発されたそうです。
条件は「古代米」「寒天」「寒天そだち三浦豚」の3つの食材を使うこと。地元では9店で展開されており、今回、恵那市の魅力をPRする「女城主の里 いわむら」キャンペーンにより、都内でも提供されることになりました。その店舗のひとつが青二才です。
青二才の「えなハヤシ」は、角煮の残りからつくった“まかないハヤシライス”に、食感のアクセントとして三浦豚のこま切れ肉を入れてあります。
食べてみると、豚肉のうまみがとけこんだルウが絶妙な奥行きをかもしだしています。コク深いけどさっぱりと食べられる、どこか懐かしい味わい。角煮に使っている和食の調味料のおかげでしょうか。
お米は恵那市の契約農家に作ってもらっているそうで、完全無農薬。食味値(100点満点でお米の美味しさを表す数値)が90と高く、これをお店で毎日精米して炊いているのだとか。
食材も調理方法もこだわりいっぱいのハヤシライス。11月30日までの提供予定です。
このほか、代田橋バルawaited(東京都杉並区)でも「えなハヤシ」を提供中。こちらは三浦豚のカツをのせてボリュームたっぷりに仕上げられています。
ここの店主も恵那市出身だそう
三浦豚は、寒天の原料である天草などを混ぜたエサで育てられています。柔らかく、コクと甘みがあるのだとか。awaitedでは、「この豚肉をもっともおいしく食べられるのはトンカツだ」と、揚げたてをハヤシライスにのせることにしたそうです。
良質でさっぱりとした甘みのある脂身、確かに質の良さを実感できます。これはウマイ!
こちらも11月30日までの提供予定。キャンペーンだからこそ、ちょっと高価な食材を使ってもお手ごろ価格で出せるとのこと。さっそく、明日のゴハンにいかがでしょう。