阿蘇くまもと空港 国内線ターミナルビル内のレストラン「和ダイニング りんどう」が、8月10日より営業を再開する。地震以降初めて、同日時点では空港建物内で唯一の飲食店となる。
りんどうは「和」をコンセプトとするレストラン。ゆったり座ってくつろげる店内で、熊本県産の食材をふんだんに使った郷土料理が楽しめる。
また、今回は営業再開に合わせ“創作メニュー”も提供される。「天草産あおさの香るカルボナーラ」や「明太子と阿蘇からし高菜のパスタ」、あか牛肉を使った「あか牛カレー」、熊本県産トマトを漬け込んだ「まるごとトマトキムチ」などが用意される。
中でもおすすめは「和風オムライス」。天草産のタコを一緒に炊き込み、米1粒1粒まで濃厚な出汁と香りが染み込んだご飯に、ふわふわの卵と、うまみが凝縮した“特製あん”を合わせて仕上げてあるそうだ。
店舗所在地は、熊本県上益城郡益城町大字小谷1802-2 国内線ターミナルビル3階。営業時間は11時から最終便出発まで(月によって変動あり)。
なお、2016年6月より空港の屋外スペースで営業している熊本復興食堂「がんばる軒くまもと」は、りんどうの営業再開にともない、8月10日より熊本復興ガーデン「がんばる軒くまもと」としてリニューアルオープン。グリーンに囲まれたビアガーデンスタイルで、アルコール類やおつまみを楽しめるとのこと。
りんどうやがんばる軒くまもとを運営する九州産交リテールは次のように話す。
「まだまだ復興までの道のりは長いけれど、遠方からも熊本を訪れる人が徐々に増え、街が賑わいを取り戻してきたことはとても嬉しく思います。これから熊本を訪れる人や旅立つ人に、熊本の“玄関口”で、地元の食材を使った料理を食べながらくつろいでもらえたら」(同社広報)