ジンジャー(生姜)の魅力を発信するお店「銀座のジンジャー」銀座本店(東京・銀座)。ここではクリームたっぷりのほわほわパンケーキが人気ですが、夏の間は残念ながら販売休止に。
でも皆さん安心してください!夏におすすめなのはむしろ、銀座レディたちの胃袋をつかんで離さない「銀座一丁目のかき氷」なのです!
◆銀座のジンジャーのかき氷
銀座のジンジャーで提供されているのは、フルーツのコンフィチュール(フランス式のジャム)や、ホイップクリームをふわふわに泡立てた「エスプーマ」をのせたかき氷。レギュラーフレーバーは通年で販売されていますが、季節限定で提供されているかき氷もあります。今だと、桃を使った夏らしいフレーバーや、マンゴーとココナッツを使ったトロピカルなフレーバー、黒ごまやきなこを組み合わせた和風フレーバーが7月限定でラインナップ。
今回はレギュラーフレーバーの中から、一番人気の「センガセンガナ」(980円)を今しかできない(かもしれない)食べ方でご紹介します!
◆一番人気「センガセンガナ」
センガセンガナって何かの呪文みたいですが、これは香り高く色鮮やかな欧州産のイチゴのこと。特製のミルクジンジャーソースをかけたかき氷に、センガセンガナのコンフィチュールが別添え(瓶入り)で付いてきます。これを好きなだけとろ~っとのせれば、センガセンガナのかき氷が完成!空気を抱き込んだ氷はふわっふわで、そっとスプーンを入れるとストン!と全体がじゃっかん沈むくらい、繊細な状態で器に山盛り入れられています。
イチゴのコンフィチュールは、とろっと濃厚でどこを噛んでもプチプチ。もはやほぼ果肉と言ってもいいくらいの果実感です。
◆“あずきのエスプーマ”を追加
このまま食べてもおいしいセンガセンガナかき氷ですが、ぜひ追加トッピングしてほしいのが「エスプーマ」(216円)。ミルクエスプーマももちろんイチゴとよく合いますが、今ならほんのり小豆の風味が付いた「あんミルクエスプーマ」が選べます。7月限定のかき氷「黒胡麻きなことあんミルクエスプーマ」に使われているものです。これをイチゴのコンフィチュールに合わせると、口の中でふわっと溶けて混ざり合い、まるで“イチゴ大福”のような味わいが楽しめるんです!
イチゴのジューシーな甘酸っぱさに重なるのは、ホワッと溶けるあずきのほくほくとした甘み。まろやかなジンジャーミルクソースが間をつないで、ちょっと洋風なイチゴ大福になります。最後に、すっきりとした生姜の香りがふわり。
とろっとろのコンフィチュールやたっぷりのミルクソース、ホワッホワのエスプーマで、かき氷だけど食べごたえがすごい。カラカラに渇いた体にじゅわ~んと沁み込んでいきます。しあわせ…!
◆パンケーキは幸せの象徴
夏の間はお休みとはいえ、パンケーキも気になる方は多いと思いますのでご紹介しますね。「ジンジャーパンケーキ」(1,080円)は、厚みのある3枚重ねのふわっふわパンケーキに、これまたふわっふわのジンジャークリームがたっぷり。ほわっと口に含むとすぐにしゅわっと溶け始め、2、3回噛んだだけで舌の上からしっとりといなくなります。なんて繊細な口どけ!
生地自体は甘くなく、たっぷりのクリームがぜいたくなミルクの甘みとコクをプラス。最後にほんのり生姜の風味があります。
また天面には、ボール状に丸めたクルミとジンジャーのコンフィがころんとのっています。崩して食べると、香ばしさとピリッとした辛み、さくさく食感がいいアクセントに。
甘さだけじゃなく生姜の“辛み”も加わっているのがなんとも巧みなんですよね。これのおかげで、最後まで飽きない。生地がシンプルなのでミルクの甘さと生姜の辛さがどちらも引き立ちますし、ワンポイントのトッピングで香ばしさとやや強めの辛みを足すというのも妙技。食べていて幸せしか感じません。
ただし今年は7月15日から9月15日までパンケーキの販売が休止されますので、寂しいですが、秋の再会を楽しみに待ちたいと思います!なお、7月14日までは提供されますので食べたい方はぜひ今のうちに。
ちなみにお店は12時前後から混み始めるのと、15時以降は満席状態が続くことも多いのとで、オープン時間の11時、またはランチタイム終わりの13時前後が狙い目かと!