カレーの聖地ともいわれる東京・下北沢で、長年愛されているカレーの名店「茄子(なす)おやじ」。バンドマンや作家さん、俳優さんにもファンが多い人気店です。カレー好きなら1度は訪れたことがあるんじゃないでしょうか?
そんな茄子おやじで、開業以来の新メニューが26年ぶり(!)に登場したという情報を入手。えん食べ編集部のカレー好きを代表して、さっそく食べに行ってきました!
◆お店は下北沢駅南口から5分
茄子おやじは、下北沢駅の南口から5分ほど歩いた裏路地にあります。定食屋というよりは、女性ひとりでも入りやすい喫茶店のような雰囲気もあり。大きなお店ではありませんが趣があります。めちゃくちゃかわいい看板も見どころのひとつです。
◆新作カレーはきのこだらけ
開業以来の新メニューとは、まいたけやしめじ、ブラウンマッシュルームを入れた「エボニーカレー」と、白まいたけや白いマッシュルームを使った「アイボリーカレー」の2種類(各940円、税込)。これまでにも、しめじを使った「きのこカレー」が提供され人気を博していましたが、今回は特にまいたけを多く使い、また違った食感を楽しめるカレーに仕上げられているそう。ちなみにそれぞれのメニュー名は、ポール・マッカートニー&スティーヴィー・ワンダーの名曲「Ebony and Ivory」から命名されたそうです。エボニーとアイボリー、きのこの色にちなんでいるのかな。
エボニーカレーは、肉や野菜のうまみがたっぷり溶け込んだルウに、まいたけとしめじ、ブラウンマッシュルームをどっさり合わせて煮込んだもの。お花型のニンジンとカイワレ、ニンニクチップがトッピングされています。
一方のアイボリーカレーは、白まいたけ、しめじ、マッシュルームをたっぷり入れたもの。お花形のニンジンとカイワレ、ピンクペッパーがトッピングされ、見た目に彩りを添えています。
食べてみると、どちらも口へ運んだ瞬間の“きのこ感”がすごい!しっかりスパイスが効いたカレーに、きのこの味が負けていません。ふわっと鼻から抜ける芳醇な香り、そして、どこを食べても当たるきのこの食感。まいたけはシャッキシャキ、しめじやマッシュルームはプリップリです。噛むほどにしみ出すきのこのうま味で、コクのあるカレーがさらに奥行きのある味わいに!
エボニーカレーとアイボリーカレーは7月4日~8月31日の期間限定メニュー。なお、この期間は通常の「きのこカレー」は封印されるそうです。いつもきのこカレーを食べている人は、せっかくなのでこの機会に味比べしてみてはいかがでしょうか?