丁寧につくられたスープが並ぶ「Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)」。その多くは“エキナカ”や駅ビル内にあり、働く女性を中心に人気があります。
そんなスープストックトーキョーから、“休日のスープストックトーキョー”をテーマとした新店舗「also Soup Stock Tokyo(オルソ スープストックトーキョー)」が誕生。4月30日、東京・自由が丘にオープンします。
まるで誰かの家みたい!
オルソ スープストックトーキョーは、3階まである建物全体が店舗スペース。白を基調に大きな窓が配置され、太陽光がさんさんと差し込む明るい空間に客席があります。お店というよりは、誰かの家に来たかのような、落ち着いた空気がただよう店内。1階はキッチンと客席、2階はボックス席もある客席で、3階はテラス席です。1階から3階までひとつの空間としてデザインされており、開放感にあふれています。
自慢のスープは具だくさん
スープストックトーキョーなので、やっぱりメインはスープ。でも、これまでの1人で気軽に食べられるそれとはちょっと異なり、“大人数で囲みたくなるスープ料理”が用意されています。たとえば「いまの魚のアクアパッツァ」(3,400円)。旬の魚を丸ごと一匹使っています。
また店長さんが「一番好き。ボトル1本空いちゃいます」と話す「赤ワインのボルシチ」(3,600円)は、スープの奥深い味わいがなんともいえない一品です。ほろほろ崩れるすね肉をほおばれば、口いっぱいにうまみが広がります。
季節の素材を味わう
スープを彩るサイドディッシュとして、生産者から届く食材をふんだんに使ったメニューもたくさん用意されています。野菜も魚も旬のある食べ物。そのときにあるものを、一番おいしく食べられるよう調理するそうです。アクアパッツァにも“いまの魚の”とついているように、どんな食材が入るかはその日のお楽しみ。季節のうつろいを食べるのもまた、楽しみ方のひとつです。週末には、店頭にカートを置き、八百屋さんを開く…なんてことも検討中だとか。
ブランチは“2種のスープ”を
のんびり過ごす休日のブランチは「ブランチプレート」で。「はじめのスープ」「メインのスープ」の2種のスープと、小鉢2つ、ご飯かパンがセットとなっています。写真は「きょうのブランチスープ」
メインのスープを見てみましょう。
「タジン風ミートボール」(1,350円)は、羊肉と豚肉のミートボールを、エスニックなトマトソースで煮込んだもの。羊肉の臭みは少なく、とっても食べやすいそうです。
取材日の「きょうのブランチスープ」(1,350円)は、スープが見えないくらい野菜の入ったミネストローネでした。野菜をたっぷりとれるって嬉しいですよね。
器がすてき
同店を訪れたら、ぜひじっくりと器を眺めてみてください。オリジナルを含む、デザイン性も機能性もバツグンの器たちがそろっています。筆者個人的には、アクアパッツァのアルミ鍋が欲しい。京都の職人さんが手作業で1枚の板をたたいて作っているもので、丸ごと1匹の魚がちょうど良く入るよう、いろいろな魚を入れて試したりして、調整を繰り返したそうです。
取り皿は、瀬戸焼のオリジナル。フランスの古い食器を参考に型を起こしたそうで、一品料理にもスープにも使える適度な深さと、自然な色合いがすてきです。
“器にこだわる店はおいしい”という持論を持つ筆者。ここも好きなお店になりそうです。
アルコールも気軽に楽しんで
おいしい料理があれば、おいしいお酒もあると嬉しい。同店には、ワインを中心とするアルコールドリンクがラインナップされています。なかでも、スパークリングワインの種類が豊富! スパークリングでカンパイ、いかがでしょう。さらに、同店でおひろめされるビールも!「瓶のビール」(890円)と名づけられたこのビール、スープストックトーキョー初のオリジナルビールです。6月1日からの全国展開に先がけて提供されます。
きめ細かい泡と、まろやかな口あたりの無ろ過ビール。スープを大切にするスープストックトーキョーならではの味わいを、お試しあれ。ホッと落ち着く、「小説のようなビール」だそうですよ。
【店舗情報】
also Soup Stock Tokyo(オルソ スープストックトーキョー)
住所 東京都目黒区自由が丘1-26-13 POOL
アクセス 自由が丘駅から徒歩4分
営業時間 ブランチ11時30分~15時30分(ラストオーダー14時30分)、ディナー17時30分~22時30分(ラストオーダー22時)
席数 1階12席、2階17席、テラス席(3階)12席
※表記価格は税別
住所:東京都目黒区自由が丘1-26-13