
誰もが知ってる名物の、陰に隠れた“ひそかな名品”を紹介する連載。13品目は、コメダ珈琲店の「みそカツサンド」。
コメダ珈琲店といえば、デニッシュパンの上にソフトクリームを乗せたスイーツ「シロノワール」を思い浮かべる人が多いかと思う。季節のシロノワールが登場することもあり、現在は「ベリーノワール」が販売されている。
今回紹介するみそカツサンドは、コメダ珈琲店の定番フードメニュー。名古屋名物の“みそカツ”をパンでサンドしたもので、価格は820円(税込)。テイクアウトも可能となっている。

●コメダのみそカツサンドはデカい
席に運ばれてきたみそカツサンド、まずその大きさに驚く。3切れにカットされているのだが、ひと切れのボリュームが小ぶりのハンバーガーほどある。


みそダレを絡めたトンカツの下には、たっぷりの千切りキャベツ。上にも辛子マヨと共に、タマネギやピーマンなどの野菜が少し挟まれている。

カツは揚げたてでアツアツ。衣が厚く、たっぷりのみそダレが絡みながらもザクザクとした食感が保たれている。一方で中の肉はやわらかく、衣の油も相まって非常にジューシー。
味の主役となるみそダレは、甘み強めの濃厚な甘辛さ。辛子マヨがピリッと効いてアクセントを加えている。みずみずしいキャベツと合わさり、フルーツのような甘酸っぱさも感じられる。
キャベツのさわやかさと軽めのパンのおかげか、思ったより重くは感じられない。それでもやはり量が多いので、特に女性は2人以上でのシェアをおすすめする。
●コーヒーとの相性も抜群
濃厚な味わいのみそかつサンドは、コーヒーとの相性も抜群。キリッとした苦みが、みそダレや油分でこってりとした口の中をさっぱりさせてくれる。個人的には普通のカツサンド以上に相性良く感じられた。

みそカツは名古屋以外の地域でも飲み屋などで提供されているが、コーヒーと合わせる機会は意外と少ない。コメダ珈琲店でみそかつサンドを食べる際は、ぜひコーヒーとの組み合わせも楽しんでほしい。
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