140日間熟成した「赤城黒毛和牛」や、40日間熟成した「群馬県産愛豚(まなぶた)」などを使った“旬熟成肉”メニューが提供され、肉好きのあいだで話題に。ですが、これからの季節はお花見ムードにぴったりの「春限定 桜コース」(5,000円)はいかがでしょう?
■春限定!ミートラボの桜コース
4月末までのお花見シーズン限定で提供される桜コースには、全7品の料理がラインナップ。最初に登場するのは「熟成タルタルの桜餅仕立て」をはじめとする前菜3品です。
熟成タルタルの桜餅仕立ては、桜の塩漬け入りクレープ生地で、醤油味の熟成牛タルタルを包んで“桜餅風”に仕上げたもの。桜の葉で巻いてありますが、独特の香りや塩っ辛さはほとんど感じません。中のお肉はレアで、ユッケのようなとろみのある食感と濃厚なうまみが楽しめます。もっちり生地とも相性ばつぐん!
前菜2つめは、「菜の花と桜エビのケークサレ 新玉ねぎのムース添え」。しっとりさっくり焼き上げられたケークサレに、甘みのある玉ねぎムースをたっぷりのせてほお張ると、口の中に春の香りが訪れます。
3つめの前菜「春香る炭焼き野菜のサクラヨーグルトソース」は、たらの芽とアスパラガスをヨーグルトベースの爽やかな桜ソースでいただく一品。シャクシャクと歯ごたえの良い春野菜たちの、香ばしさとほのかな苦みを楽しんで。
さて、胃袋にエンジンがかかったところで、続く温菜には「焼き桜ロールキャベツ」が登場。熟成牛肉を使ったパテをブイヨンで煮込み、ロールキャベツに仕立てた一品です。お肉には桜の塩漬けが合わされているそう。淡路産の玉ねぎソースをかけて仕上げてあります。
ふっくらと火が通ったパテにナイフを入れると、肉汁がじゅわり。口に入れると驚くほど繊細にふわっと溶けていきます。舌の上でとろける食感は熟成肉ならでは。甘くとろみのある玉ねぎソースも肉のうまみを引き立てます。
コースもいよいよクライマックスに突入!メインとなるのは、熟成牛タンと熟成上モモ(豚肉)を熟成牛とあさりのだしで味わう「春の熟成しゃぶしゃぶ鍋」です。お野菜には、春菊とせり、パクチー、長ねぎ、生ワカメが盛り合わせに。
花びらの形のお皿に入ったゆず七味やもみじおろし、ラー油、ごまだれ、ポン酢でいただきます。
熟成牛タンのしゃぶしゃぶってなかなか珍しいと思うんですが、タンならではのサクッ、コリッとした食感と、噛みしめるほどに感じられる深いうまみが絶妙!一方の上モモ肉は程よく入った脂身が熱でとろけ、極上の甘みを口いっぱいに広げます。
お鍋を食べ終えると、だしをそのまま使った「しゃぶしゃぶ鍋の〆生パスタ」が提供されます。海のうまみ(あさり)と山のうまみ(肉)を存分に吸収したモチモチの生パスタは文句なしに美味!はらはらと散りばめられたゆず皮の香りとほのかな苦みがオトナです。
最後はデザート「自家製いちごのティラミス」と、コーヒーまたは紅茶でフィニッシュ。イチゴ果肉とクリームたっぷりのティラミスに、フレーク状のストロベリークランチがふんだんにトッピングされています。春らしいピンク色をしたその姿、思わずため息が出てしまうほど可愛い~!
ひと口で「サクサク」「ふわふわ」「トロトロ」「プチプチ」といろんな食感が楽しめるティラミス。煮詰めたジャムのように濃厚なイチゴのあまずっぱさで、しっかりお肉を食べた口の中がさわやかにリセットされます。
■ぜひ飲んでほしい「桜のサングリア」
桜コースとは別ですが、白ワインを使った「桜のサングリア」はぜひ飲んでみて欲しい一品。グラスの底にたっぷりの桜の花が沈んでいて、少しずつつぶし混ぜながら飲むと、口の中に桜の香りがふわりと上品に広がります。
■デートや女子会にオススメ
広すぎない落ち着いた店内や、ゆったりとした雰囲気が好印象のミートラボ。丁寧な接客にも安心感を覚えます。個人的には、デートや女子会にオススメしたいお店。ちなみに「女子会コース」もあるそうなので、気になる方は問い合わせてみて。
目黒川沿いの桜を堪能したあとは、ミートラボの桜コースに舌つづみを打つ春三昧ツアー、いかがでしょうか。
店舗所在地は、東京都目黒区青葉台1-17-2 青葉台117ビル2F。東急東横線・東京メトロ日比谷線の中目黒駅から歩いて5分ほどのところです。