これは、さくらの風味と塩味の効いたさくら味のアイスに、さくら味のかき氷と“もちソース”、粒あんを入れたアイスキャンディー。数量限定かつ季節限定のフレーバーです。
筆者も近所のコンビニで発見。と、すぐそばにセンタンから販売されている期間限定アイス「桜もちもなか」(税込140円)も置いてあったので、せっかくだからガリガリ君と食べ比べてみることにしました。今日(3月3日)はひなまつりでしたしね。
●「桜の葉」はないけどほぼ桜餅
ガリガリ君リッチ 桜もちは、外側からピンク(さくら味アイス)、ピンク(さくら味かき氷)、白(もちソース)、茶色(粒あん)の4層仕立て。パッと見はピンク一色ですが、構成要素を見るとなかなか実物の桜餅に近い味が期待できそう。
対するセンタンの桜もちもなかは、さくら味のアイスに、もちソースと桜の葉入り桜あんを重ね、もなか皮でサンドしたもの。サイズはガリガリ君よりも大きく、カロリーも少し高い。
●筆者は桜もちもなかの方が好き
ごめん、ガリガリ君。私は桜もちもなかの方が好きだった。でも、前半はガリガリ君の方が好印象だったんです。
ガリガリ君は、まず全体として桜の風味が強め。そしてもちソースは上半分にだけ入っています。このもちソースがモッチモチでおいしい!かぶりつくと、口の中で桜風味のアイスと粘りのあるもちソースが絡まり合って、確かに桜餅を食べているようでした。
また、中央に入っている粒あんにはほくほくあずきの粒がちゃんと入っていて、しっかり塩が効いた味。桜の葉がない分、この塩気が桜餅のしょっぱさ(葉の部分)を見事に再現していました。
…ただ、もちソースと粒あんと桜アイスを同時に味わえる時間がちょっと短い。この3つがそろって初めて桜餅として完成されるのに。もちソースは前半に食べ終わってしまうので、映画にたとえるなら開始30分でもうクライマックスを迎えちゃって後半はじゃっかん惰性で鑑賞してる感が否めませんでした。
一方でセンタンの桜もちもなかは、ほぼどこをかじっても桜餅の味わいが楽しめたのが筆者の心をつかみました。
クリーミーなアイスもなめらかな桜あんも、桜の主張が控えめ。食べた後にフワッと香りが鼻から抜けていく上品な味わいです。また、アイスともなか皮の間に挟まったもちソースは、モチモチ感こそガリガリ君に劣っていたものの、全体にまんべんなく入っていたのが嬉しかった。もなか皮との合わせ技で食べごたえもあります。
●よく見たら“関東風”と“関西風”だった!
で、食べ終えてから気づいたんですが、それぞれのパッケージに描いてある桜餅のイメージ画像が違うタイプのものでした。
ガリガリ君は関東風、桜もちもなかは関西風。言われてみれば、ガリガリ君を販売する赤城乳業は埼玉、桜もちもなかを販売するセンタン(林一二)は大阪の会社ですもんね。そもそも違う桜餅をイメージして作られたのだから、味わいも違って当たり前なのでした。
みなさまは、どちらがお好きですか?