北海道の玄関口、新千歳空港。「さっぽろ雪まつり」開催期間中ということもあり、大勢の観光客が訪れています。広大なお土産売り場で目を引くのは「きのとや」の行列でしょうか。看板商品「焼きたてチーズタルト」を求めて多くの人が並んでいます。

が、しかし、今回はその行列をスルー。並ばなくても買える絶品チーズケーキを見つけたのでご紹介します! ティンカーベルの「チーズベーク」(16cm/税込1,620円)です。


ティンカーベルの「チーズベーク」、知ってる?
ティンカーベルの「チーズベーク」、知ってる?

■ オホーツクのケーキ屋さんが作っています

ティンカーベルは、道東エリアの北見市にあるケーキ屋さん。お手ごろ価格のケーキや、地元の素材を生かした焼き菓子が人気なのだとか。

北見市は、だいたいこのあたり
北見市は、だいたいこのあたり

ここの看板メニューが「チーズベーク」です。北海道やオーストラリアなどの4種のチーズと、手作りカスタードクリームをブレンド。道産小麦のパイ生地に包み込んで焼き上げてある、という一品です。

■ 空港で買えるのは1店舗だけ

通常は店頭かお取り寄せでの購入となるようなのですが、空港のお土産売り場をぐるぐるとめぐっていたところ、「スカイショップ小笠原」に置いてあるのを発見しました。店頭ポップによると、新千歳空港内で売っているのはここだけなのだとか。

■ 一度食べたら忘れられない!

衝動買いしました。この包装とカードにつられて。
衝動買いしました。この包装とカードにつられて。

ナチュラルな風合いの箱には、お店のロゴが入ったシールと、すてきなカードが添えられています。金色のコードをほどくと現れるのは、こんがり焼き目が美しいケーキ。ぷっくり、ツヤツヤ、見るからにおいしそう! ずっしりとした重さにも期待が高まります。

ナイフをぷつっと入れて持ち上げると…。クレープみたいな表面の生地の下には、白く輝くチーズクリーム。これらを一番下のパイが支えています。パイ生地でつくられたベイクドチーズケーキです。

食べたとたん、口いっぱいに広がるチーズのまったりとした香りとコク。カスタードクリームのおかげでしょうか、まろやかさも加わっています。でも、甘すぎず、後味もさっぱりしているので、いくらでも食べられそう。

パイ生地がまた絶妙! 外側はサクサク、クリームとなじんだ内側はしっとり。そしてチーズクリームと一緒にすっと消えていくのです。

食感も口どけも味わいも、すべてがなるべくしてなったような、これ以外にありえないような、最高の組み合わせでした。これはおいしい! 食べたばっかりなのに通販でポチってしまいそう。

すばらしいバランスなのです、全てが
すばらしいバランスなのです、全てが

余談かもしれませんが、切り分けやすいのも好印象。中はふんわりなめらかだけどしっかり固まっているため、型崩れしにくく、細めに切ってもちゃんと自立してくれました。ナイフについてくるクリームも多くないし、表面の生地だけはがれてしまう、なんてこともありません。パイは多少ぽろぽろ崩れるけどね。

■ 自分に買いたいごほうびケーキ

実は、一度目にショップの前を通ったとき、おいしいものセンサーがビビッと反応したものの通り過ぎてしまい。でもやっぱり気になったので、戻って購入した一品でした。そのときの自分を「よくぞ戻った」と盛大にほめたたえたい!

きのとやに並ぶ時間はない、はたまた売り切れで購入できない…というそこのアナタ、ぜひこの「チーズベーク」を手に取って!食べて損はしないはず。いつか北見に行って、ほかのケーキも食べてみたいな。