ベーコンやスモークサーモンをはじめとした、食材を煙でいぶして作る「燻製（くんせい）」。独特の深い香りと味わいを持ち、多くの人を魅了しています。


今回えん食べ編集部は、そんな燻製の一種、牛肉や豚肉をいぶして作る“スモークBBQ”を材料としたカレーの専門店があるとの情報を入手。さらにトッピングとして燻製肉のカタマリものせられるとか。燻製×カレーという珍しい取り合わせ、気になったので食べに行ってみました！

■カレーMasterにやってきました

お店の場所は、東京・人形町駅から大通りを歩くこと約3分。黄色の看板と黒の外壁が目印です。


シンプルな内装で、清潔感のある店内。客席は16席で、全てカウンターとなっています。


■スモークBBQカレーを注文！

今回注文したのは、「スモークバーベキューカレー＆ビーフブリスケット（コールスロー付き）」（税込1,188円）。トッピングとして別途「味付け半熟卵」（税込108円）も追加しました。


なおライスは大盛り無料。通常300gのところ、400gとなります。

◆コールスロー

オーダー後すぐに提供されます。キャベツやニンジンを、マヨネーズや粒マスタード、レモン汁などで和えたさっぱりとしたサラダです。


野菜はシャキシャキとしたフレッシュな食感。さわやかな甘酸っぱさで、食欲を増進させます。ピリッと効いた粒マスタードがアクセントに。

◆スモークバーベキューカレー＆ビーフブリスケット＋味付け半熟卵

ルーはミニサイズの鉄鍋に入れて、ライスは平皿に盛って提供されます。トッピング類はライスの上。
 

お店の方に食べ方を聞くと、初めに肉をカットして、卓上のバーベキューソースとタバスコをかけ、さらにその上からルーをかけて食べるのがオススメとのこと。
   


なおバーベキューソースは、ケチャップをベースにブラウンシュガーやビネガー、コショウなどのスパイスを加えたオリジナルのもの。試しになめてみると、チリソースのように甘酸っぱくフルーティな味わい。マイルドにしたい人は多めにかけてもいいかもしれません。

ルーは、ビーフブリスケットやポークベリーのスモークBBQと野菜、スパイスを合わせ、5時間以上じっくり煮たというもの。具材たっぷりながら口あたりはトロトロで、硬めに炊かれたご飯と好相性です。
 
口にしてはじめに感じるのは、スモーキーな風味とコクのある旨み。一呼吸おいてから、スパイシーな辛さがジワリ。野菜の甘みや肉の旨み、スパイスなどの複雑な味わいとともに、心地よいしびれが口の中に広がっていきます。

ステーキのように分厚いビーフブリスケット。歯を立てるとやわらかくほぐれ、ぎゅっと濃縮した肉の旨みとスモークの風味があふれ出ます。


味付け半熟卵は、黄身はとろとろ、白身はぷるりとした食感。こちらもスモークされており、カレーをマイルドにしつつ、風味も楽しめます。
 
箸休めには、卓上のピクルスをどうぞ。パリッと噛むと、酸味がじゅわり。口の中がさっぱりとし、再び新鮮な気持ちでカレーと向き合えます。


なおスモークBBQとは、直火で焼くのではなく、低温でいぶしながら、長時間焼く“スロースモーキング製法”によって作られた料理のこと。アメリカではごく一般的な調理法なのだそうです。

カレーMasterのスモークBBQは、牛肉や豚肉に下味をつけたあと、なじませるために1日寝かせ、90～100度のオーブンでじっくりスモークして焼き上げてあります。この過程で余分な脂が落ちるため、カレーに入れた時脂っぽくならないのだとか。なるほど、濃厚なのにクドさを感じないのはこのためだったのですね！


スパイシーながら辛すぎず、スモークBBQをはじめとした素材の旨みが楽しめるカレーMasterの「スモークバーベキューカレー」。ボリュームたっぷりな上、ビーフブリスケットやポークベリーをトッピングすれば、肉欲もガッツリ満たすことが可能。燻製好き、カレー好きのみならず、肉好きにもオススメのお店です！

店舗所在地：東京都中央区日本橋堀留町1-8-9 1F
営業時間：月曜～金曜 11時30分～22時/ 土曜 11時30分～15時
定休日：日曜・祝日

情報提供：カレーMaster