インスタグラムで、ハッシュタグ #friedoreos などで検索していただければ本場のフライドオレオの画像がざっくざく出てきます。「絶対に食べない」と決めていたのにうっかり食べてハマってしまった人や、フライドオレオが好きすぎて山盛り作ってしまった人なんかが続出している様子。
さて、日本ではまだあまり見かけないフライドオレオですが、原宿・表参道エリアにあるカフェ「Coast 2 Coast(コーストツーコースト)」で提供されているという情報を入手。食べに行ってみたところ…ふわっふわの生地でとろけるチョコを包んだドーナツみたいなおいしさで、すっかり虜になってしまったのです。…カロリーが何だ!
● Coast 2 Coastのフライドオレオ
JR原宿駅から歩いて6~7分。キャットストリートから表参道側に一本入った通り沿いにCoast 2 Coastはあります。階段で地下へ降りて店内へ。
バスケットボールをメインとするスポーツバーなので、壁一面に描かれたデザインも、店内で販売されている雑貨類もすべてバスケットボールに関するもの。あの人気漫画「スラムダンク」の作者である井上雄彦さんが描いたという、桜木花道のウォールアートも隠れています(ファン必見)。
さっそく目当ての「フライドオレオ」(600円、税込、以下同じ)をオーダー。注文後、オレオにころもを付けるところから調理してくれます。
待つこと数分、揚げたてアツアツのフライドオレオが運ばれてきました。フライドオレオ4ピースにバニラアイスが添えられ、パウダーシュガーと、オーツやドライベリー入りのクランブルがトッピングされています。
● おいしさの3Pシュートが決まった
ひと口ほお張ると、驚くほどふわっふわな口あたり!ころもというよりもはやパン生地のようです。そっと歯を立てるとしゅわっ…とやわらかく生地が沈み、その下からサクッとオレオが現れます。
ころもは噛むほどモチモチに。中に包まれたオレオは歯が当たるとほろほろっと崩れ、舌の熱でなめらかにとろけます。このときに放たれるほろ苦い甘さが、ころもからほんのり香るバターの風味とマッチして最高においしいのです!
あたたかいフライドオレオに、冷たいバニラアイスを絡めて食べてもまた絶品。アイスが口の中の油っぽさもさっぱり流してくれて、あと味まで全部おいしい。
もっと油でギトギトしているかと思っていたのに、全然そんなことありませんでした(揚げたて、というおいしさもあるかもしれない)。食べる前は「そもそも甘いオレオを天ぷらにするなんて考えただけで胸やけしそう」と思っていたのに、気づけば4個ともペロリ。たぶん(ていうか絶対)カロリー高いけど、それを差し引いても有り余るおいしさと言ってもいい。ああ、ジャンクなもの食べてるなぁ…というちょっとした背徳感も蜜の味なんですよね。
● おいしさの秘密は「ころも」
店長さんにつくり方を聞いてみたところ、おいしさの秘密はどうやら「ころも」にあるみたい。といっても珍しい材料を使っているわけではなく、小麦粉や卵に砂糖を加えたパンケーキやドーナツに使うような生地を少し厚めにオレオにまとわせて揚げているそうです。ふわふわに仕上がるのは、この生地のおかげというわけ。
さらに、揚げる前にオレオを一度凍らせるのもポイントだとか。こうすることで、揚げても中のクリームがどろっと溶け出さないんですって。サクッとしているのに口どけがなめらかなのも、このひと手間があるからなのかも。
すでにネット上にもいろいろなレシピが掲載されていますが、「プロ」がつくるフライドオレオのレシピ、よければ参考になさってみてくださいね。
でもやっぱり自分でつくるのはめんどくさーい!という人は、Coast 2 Coastへ食べに行ってみて。イートインだけでなく1個100円からテイクアウトもできるそうです(アイスは付きません)。店舗所在地は、東京都渋谷区神宮前5-12-12 J-WingRight B1F。営業時間は、火~土12時~24時、日12時~23時、祝日12時~18時。月曜定休です。
住所:東京都渋谷区神宮前5-12-12