これは、東南アジアなどでも親しまれている中華(四川)料理“火鍋”のおいしさを再現したカップめん。豆板醤や唐辛子、華北山椒(カホクザンショウ)を加えた麻辣(マーラー)味のスープに、のどごしの良い米麺(フォー)が合わされています。
パクチーたっぷりのかやくと、四川産の漢源花椒(カンゲンホワジャオ)を使った「特製しびれスパイス」が別添えで。食べる前にこのスパイスをかけると“しびれ度”がアップするそう。
パクチー大好き、火鍋も大好きなので、筆者も買って食べてみたところ…尋常じゃないしびれと辛さに度肝を抜かれました。
まずフタを開けると、中から袋に入ったかやくと特製しびれスパイス、そしてものっすごく辛そうなペーストが出てきます。赤いというかもはやドス黒い。
さらにかやくを開けてみると、中身はオールパクチー。しかも大量。「パクチー味」と銘打たれた食べ物のパクチー感の弱さにがっかりしたことも過去にあったので、これにはちょっと嬉しくなり「おぬし、なかなかやるな…」という気持ちになりました。
お湯を注いで3分。よくかき混ぜてから特製しびれスパイスを投入し、いただきます。
スープは口から食道から胃袋からすべてをカッカと燃え上がらせるほどの辛さ!花椒がひと口めからビリビリビリビリ舌を刺激しまくって、食べ始めて1分と経たないうちにしびれてきました。やばい、これ尋常じゃない。
気づけばじんわりと汗もにじんできます。辛さに手を抜かない、そんな「しびれ王」の熱い想いが伝わってくるようです。
また、強烈な辛さと花椒にもかかわらずパクチーがしっかり存在感を発揮しているのもすごい。これだけたっぷり入っていますしね。エスニックな香りとほのかな苦み、ちゃんとします。
ちなみに1食のカロリーは89kcalと低めなのも嬉しいところ。ちょっと物足りないという人は、ごはんやおにぎりを添えても良いかと思います。というかむしろ強烈に辛いので、やさしい味の食材をおともに食べた方が安全かもしれません。